女優の松井玲奈が、自身にとって2冊目となる小説『累々(るいるい)』(集英社)を2021年1月26日に発売することが決定した。日本での発売と同時に、台湾の出版社・尖端出版より、中国語繁体字版も発売される。

【写真】小説への思いをつづった松井玲奈直筆コメント

 女優として現在放送中のNHK連続テレビ小説『エール』にレギュラー出演、今月公開の映画『魔女見習いをさがして』ではメインキャラの声優を務めるなど、多彩に活躍する松井。2019年4月には『カモフラージュ』で作家デビューも果たした。

 本作は発売後すぐに大重版が決まり、「第3回日本ど真ん中書店大賞」を受賞するなど、大きな話題に。今年8月からは集英社の文芸誌『小説すばる』で初の連載小説『累々』がスタート。人間の多面性を切り取る、たくらみに満ちた意欲作で、最新作はこの連載をまとめた。

 松井は「知らない方がいい場面が人生にはあるのだと、優しさが時として人を柔らかく傷つけていることもあるのだと、この作品を書き終えて感じるようになりました。丸だと思っていたものが、ちょっとしたことで別の形に見えるようになることがある。どこから見るか、それが重要です。歪だからこそ魅力的な、そんな女性たちの物語を書きました」とコメントを寄せた。

 刊行を記念し、オンライン書店イベントも開催予定。