NHKで11月30日にスタートする連続テレビ小説『おちょやん』の番組ポスタービジュアルおよび、第1週「うちは、かわいそやない」の場面写真5点が解禁された。ポスタービジュアルは、番組ロゴもデザインしたグラフィックデザイナーの廣田碧氏が担当。手書きの芝居小屋のイラストの“書き割り”の前で、キュートにほほえむ着物姿の千代(杉咲花)がデザインされている。

【写真】千代の子ども時代を演じる毎田暖乃

 本作は、今なお上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた、女優、浪花千栄子さんの波瀾(はらん)万丈の人生を、『半沢直樹』(2013年)などの脚本家・八津弘幸氏がオリジナルとして描く。

 第1週は、ヒロイン・竹井千代の子ども時代が描かれ、500人ほどが参加したオーディションで毎田暖乃(まいだ・のの)が選ばれた。毎田は『スカーレット』に熊谷照子(大島優子)の娘役で出演していたが、テレビドラマの経験が豊富というわけでもなく、にもかかわらず抜群の演技力を見せ「この子しかいないと、全員一致」(櫻井壮一チーフプロデューサー)で決まったそう。

 撮影が始まると、期待をはるかに超える熱演ぶり。櫻井CPも「ちゃんと相手のお芝居を見て自分の演技ができる子はなかなかいない。大阪出身の子ですが、方言指導の方のテープを聞きながら、『おんどりゃー』みたいな河内ことばのニュアンスを含めて見事に演じてくれている。そんなことができる子役をほかに知らない」と絶賛だった。

 明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれ、小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳の時に大阪・道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される――というヒロイン・千代の設定は、伝説の朝ドラ『おしん』を彷彿とさせるが、おしんの子ども時代を演じた小林綾子に勝るとも劣らない“天才子役”の登場に期待が高まる。

 なお、杉咲が本格的に登場するのは第3週から。毎週土曜日は、語り/黒衣役の桂吉弥による特別編(1週間の振り返り)を放送する。

■関連番組
●『もうすぐ!連続テレビ小説「おちょやん」』
11月20日(金) 総合 後7:30~7:57(※関西地域のみ)
11月23日(月・祝) 総合 前8:15~8:42(※全国放送)

 ロケやセットでの収録の様子やメイキング映像とともに、ヒロインの杉咲をはじめ主要キャストのインタビューも交えて、個性豊かなキャラクターが織りなす『おちょやん』の魅力や見どころを、ドラマの放送に先駆けて紹介する。

●『いよいよスタート!連続テレビ小説「おちょやん」スペシャル』
11月27日(金)総合 前11:05~11:54(※生放送/関西地域のみ)

 放送を直前に控えた『おちょやん』の“知っておくとドラマをよりいっそう楽しめる”とっておきの情報を、ドラマ出演者の声とともに伝える。また、道頓堀からの中継や、浪花の喜劇女優列伝など、ドラマの背景となる情報もたっぷり紹介。

■物語
 明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれ、小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳の時に大阪・道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。そこで、喜劇界のプリンス、天海一平と出会い、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。

 千代は一平と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するが、戦争が始まり、道頓堀は空襲を受ける。戦後、劇団は「鶴亀新喜劇」として復活するが、結婚生活は破綻。彼女は芝居の世界から去ってしまう。しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活する。そのラジオドラマで、12人の子どもを抱える母親役を演じると、大家族をめぐる泣き笑いのドラマは大きな反響を呼び、10年にわたる人気番組となった。そして、彼女は「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実ともに上方を代表する女優となっていく。

■放送情報
総合テレビ:11月30日スタート、月~土 前8:00
BS4K・BS プレミアム:11月30日スタート、月~土 前7:30
※「NHK+(プラス)」で放送中や放送後7日間、パソコンやスマホで視聴可能