女優の佐久間由衣、奈緒、吉野竜平監督が1日、都内で行われた映画『君は永遠にそいつらより若い』(2021年公開)のワールドプレミアに出席した。

【写真】黒いシースルーの衣装をまとった奈緒

 同作は、芥川賞作家・津村記久子氏のデビュー作を映画化。卒業間近の大学生が何となく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない悲しみに直面する物語。大学やバイト先のぐだぐだした日常は軽快にユーモラスに描かれる一方、作者の確かな問題意識と倫理観で、それら社会の闇の部分ともきちんと向き合う姿を描く。『第33回東京国際映画祭』では、新部門「TOKYOプレミア2020」に選出されている。

 佐久間が児童福祉職に就くことが決まっている卒業間近の大学生・堀貝佐世、奈緒が痛ましい過去を持つ猪乃木楠子を演じた。共演秘話を聞かれた奈緒は「一番最初、本読みだと思って行った日に、いきなり監督から『今から30分くらいお茶してきて、(佐久間と)仲良くなってきてください』と言われたんです」と告白。

 吉野監督にプチドッキリを受ける形となったが、喫茶店では映画談義に花を咲かせたという。奈緒が「感覚が合う方だなと。一緒にいるときに肩を張らずに笑い合える方で、役に入る前に実際の距離感が近づけて、佐久間さんと一緒でよかった」と振り返ると、佐久間も「元々、すてきな女優さんだと思っていました。今回、共演させてもらえることができて、本当にうれしかったです」と笑顔で返していた。