お笑いコンビ・オードリの春日俊彰が店の大将、若林正恭がその店の常連客となり、いま注目の芸能人をゲストに迎えて、本音で語り合うトーク番組『あちこちオードリー』(テレビ東京・毎週火曜 深1:35)。春日と若林の自然体のトーク、そしてリラックスしたスタジオの雰囲気で、ゲストが本音を“うっかり”漏らしてしまうことも多く、開始から1年を迎えてますます注目を集めている。

【写真】若林正恭、40歳過ぎてつかんだ“7番セカンド”

 番組開始1年を記念し、今月28日にオンラインイベント『祝!あちこちオードリー開店1周年パーティー~春日の店、今夜は完全予約制ですよ!~』を開催。8月に番組に出演し、大きな反響を呼んだパンサーの向井慧をゲストに迎え、テレビとは一味違う本音トークを繰り広げる。そこで、番組へのスタンスや期待の高まるライブへの意気込みなど、オードリーの2人に聞いた。

■若林「たくさんの人に見てもらいたいけど、力のある先輩には見つかりたくない(笑)」

――番組開始から1年、さまざまなゲストが“うっかり”本音を語ってきましたが、お二人はMCとして相手の本音を引き出そうと意識している?

【若林】特に意識はしていないのですが、スタジオに人数が少ないし、プロデューサーの佐久間(宣行)さんの笑い声が大きいし、喋りやすい雰囲気ができているんですかね。もしくは、俺達にMCとしての迫力がないのか(笑)。

【春日】来てくださるゲストが、面識はあるけどガッツリと話したことがないという方が多いから、自分の興味のあることを聞いていくと、ついつい話してくださっているという感じですね。普通のトーク番組だと「ゲストのこういう部分を聞いてください」っていう流れがありますけど、この番組のスタッフさんから「こういう話を聞いて」っていう指示は一切ないですし。よくゲストの方が「この番組はアンケートがない」っておっしゃっていますよね。アンケートがあるとそれについて話すのが普通ですが、それがないから自然な感じで来てくれるのもいいのかなって思います。

【若林】リラックスしてもらおうって意識したことは全然なくて。ゲストの方に聞きたいことがいっぱいあるので、自然と話しているだけなんですが、意識しないことがいいのかもしれませんね。

――以前に出川哲朗さんが『アメトーーク』の「バラエティ観るの大好き芸人」でこの番組を紹介した際、「若林くんはあんまり広めてほしくないだろうけど…」とおっしゃっていましたが、若林さんの本音は?

【若林】この番組を挙げてくださってうれしかったですし、たくさんの人には見てもらいたいんですけど…、なんていうんだろうな、力のある先輩にはあまり見つかりたくないです(笑)。

――この番組はトークがメインで、春日さんがツッコミ役になるなど、お二人のラジオ『オードリーのオールナイトニッポン』に近い雰囲気を感じます。

【春日】少人数ということで、形はラジオに似ていますね。ゲストが来ても私がノビノビできるギリギリの最大人数ですから。私は6人以上だと厳しいので(笑)。ゲストの方もボケようと思ってないから、自分も“ツッコミ役”になろうという意識はなくて、トークの流れで変な発言にはツッコミを入れるし、しょうもない話には「しょうもねえなぁ!」って言ってるだけです。

【若林】台本がないし、事前に何も決まってないし、話が盛り上がると用意していたフリップを出さないこともよくあるので、改めて考えるとラジオに近いなって思います。逆に「なぜカメラがあるのか?」っていうくらい(笑)。

■春日「オンラインイベントはぬるいことはできない。ただ、無理をすると肩を壊すので(笑)」――さまざまなゲストがこれまで出演されてきましたが、印象に残っている方は?

【若林】最近でいうとニューヨークかな。収録は『キングオブコント』前で、その後に大会があって、番組のオンエアだったので、その流れで改めて見ると感慨深いなって思っちゃいました。より笑えたと言うか、「ニューヨークって面白いな」と。あと、オンラインイベントにゲストに来てくれるパンサーの向井くんも、今までで一番向井くんらしい部分が見られたと思いました。あんまり見せてない熱い部分を全開にして、光のオーラに包まれてるように見えて(笑)。そういう部分が見られると楽しいですね。

【春日】私はアンミカさんや加藤茶さんの奥さんの加藤綾菜さん、芸人だと麒麟の川島(明)さんですね。川島さんはよく番組では一緒になりますが、ガッツリと話したことがなくて、あの収録が終わったときには一緒に飲んだみたいな気分になれて。この番組に出ていただいたゲストの皆さんには、より一層の親近感がわきますね。

――今回のオンラインイベントはテレビとは違い、番組やオードリーさんを本当に好きな人がチケットを買って見てくれるので、普段の収録とは意識が変わりそうですか?

【若林】お金を払っていただいているということで、緊張感はちょっとあるかもしれない。ただ、自分たちを好きで見てくださるっていうことは、ネットで悪く広める人もいなそうなので、自由に喋れるっていうワクワクもあります。一番気をつけたほうがいいのは、向井くんですね(笑)。

【春日】見るためにお金を払うかどうかって、けっこう大きいことだと思いますし、身内というか我々や向井くんのファンの方が見てくれるから、あんまりぬるいことはできないんじゃないかな、と。普通の話だったらテレビでもいいわけですから。ただ、ライブならではの深さを期待されていると思うと、いまからドキドキしてきました(笑)。普段のときが球速130キロだとして、ライブ用に150キロを求められても投げられないですし。気持ちとしては160キロぐらいで行きたいですけど、無理すると肩を壊すので(笑)。

――今回のイベントのために、Tシャツやバッグ、ステッカー、番組の名言キーホルダーなどのポップなデザインのグッズも作られました。

【若林】僕の不用意な発言をプリントしたグラスは、事実として物理的に残っちゃいますから、ちょっとやめてほしいですね(笑)。

【春日】家で使えるものは使いたいですけど、「ネタキャッチマン」のキーホルダーを自分のバッグに付けるのは、ちょっと…。デザインがポップなので知らない人には見られてもいいけど、知ってる人に見られたら恥ずかしいし(笑)。このネタの元になった(ハライチ)澤部には付けてもらいたいですね(笑)

●オンラインイベント『祝!あちこちオードリー開店1周年パーティー~春日の店、今夜は完全予約制ですよ!~』
日程:10月28日 午後8時開演予定
視聴料:2000円
プレイガイド:イープラス https://eplus.jp/achikochi/
アーカイブ:10月31日 午後11時59分まで
出演:オードリー、向井慧(パンサー)、佐久間宣行