2020年日本民間放送連盟賞番組部門<エンターテインメント番組>優秀賞を受賞したBSテレ東の番組『THE名門校!日本全国すごい学校名鑑』(毎週日曜 後9:00~9:54)。18日の放送は、「廃校」という厳しい現実から「奇跡のV字回復」した、瀬戸内海に浮かぶ離島にある、広島県立大崎海星高校の奇跡の物語を紹介する。

【写真】広島県立大崎海星高校の写真

 この番組は、偏差値が高いだけではなく、個性あふれる教育方針で「名門」の地位を獲得した学校の知られざる姿を紹介し、その魅力に迫る知的情報バラエティー。

 今回の高校は、現在の生徒数わずか90人ほどの小さな高校。島の人口減少で生徒数が激減し廃校もやむなしと言われた中、島民ぐるみで生徒数を回復させて話題となっている。しかし、生徒を増やすのは簡単な事ではなく、さまざまな壁がたちはだかっていた。島の若者たちは中学を卒業すると、島外の高校へ進学するのが常で、県から示された猶予期間は3年…。この間に生徒80人が継続して集まる状況を作らなければならないという厳しいものだった。

 島の中学生だけでは到底成し得ない数字…後がない中、高校がとった起死回生の手段は、全国から生徒を募集すること…「離島留学」だった。島の予算で学生寮を作り、学力向上のため塾まで作る。魅力を発信するため、東京や大阪で10回以上にわたり、学校説明会を開催。名もない瀬戸内の離島の高校に関心を向けてくれるのか?

 島の予算を使って高校を守ろうとする町長には住民から批判の声も。だが、いつしか島の人々も応援。島外から来た生徒の面倒をみてくれる人も大勢現れた。離島留学してきた生徒も、慣れない新天地での暮らしの中、島民とのふれあいを通して快活さを取り戻していく。町長・先生・住民・島外の協力者・そして生徒たち…その力の全てが結集して成し得た奇跡の復活物語の全容に迫る。

 三沢大助プロデューサー(テレビ東京 制作局)は「若者が学校で学ぶのは、受験に役立つ勉強や知識ばかりではありません。伝統、友情、そして生きていくことの意味…。IT全盛の時代、全国の画一化がますます進む中で、自分の居場所を見つけることができずにいる若者も増えています。そんな中、小さな離島の人々が示してくれた『もうひとつの進学の道』。そこには、誰もが一人一人の自分を大事にできる。そして、誰もが誰かの役に立っている。そんな当たり前の幸せがありました。生徒たちの生き生きとした笑顔がその証です。ぜひ、ご家族皆さんでご覧下さい。きっと『新しい何か』を発見できるはずです」と、コメントを寄せている。