女優の吉高由里子と俳優の横浜流星がW主演する映画『きみの瞳(め)が問いかけている』(15日先行上映/23日公開)から、横浜演じるキックボクサー・塁を切り取った場面写真が14日、解禁。本作で見せた細かい表情や声の出し方のこだわりなど、“役者・横浜流星”の魅力に迫る。

【別カット】穏やかな柔らかい笑顔を見せる横浜流星

 吉高が演じるのは、不慮の事故で視力と家族を同時に失う悲劇に見舞われながらも、小さな楽しみを糧に明るく健気に懸命に生きようとする明香里。横浜は、かつて将来を有望視されていたキックボクサーだったが、過去の事件で心を閉ざし、現在は日雇いバイトで食いつなぐ無口な青年・篠崎塁を演じる。

 解禁された場面写真は、明香里に出会う前の、暗闇の人生を歩んでいる最中の、どこか切なさが宿る表情を見せる塁。そして、明香里と出会い、光が差し込んだような柔らかな表情を浮かべる対照的な表情が、公開になった。

 横浜といえば、TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』で“ゆりゆり”こと由利匡平を演じ、ブレイク。昨年公開された映画では『愛唄-約束のナクヒト-』『チア男子!!』『いなくなれ、群青』に出演し、「日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞するなど、人気と実力ともに兼ね備えた役者に成長した。

 本作を手掛けた三木孝浩監督は「横浜くんの魅力のひとつに、表情の豊かさがあります。内に秘めたものがあるキャラクターを演じられる彼だからこそ、あのラストにたどり着けたと思っています。自分の内側の感情を揺らして芝居をするのが、彼の大きな魅力のひとつですね」と劇中で見せるさまざまな表情がキャスティングの決め手になったという。

 横浜は「目の見えない明香里に、声でおじさんだと勘違いされるので、少し低く、でもわざとらしくならないように、いいさじ加減を狙いました」と微調整したことを明かす。「自分の普段の声とは違うので、最初は違和感があったのですが、塁として生きていくうちに慣れていきました。話し方はぶっきらぼうでも、優しさがにじみ出るというのが大事だと思っていましたので、温かみがあるような声の出し方というのは意識していたかもしれないです」と声へのこだわりを話した。

 本作では、1ヶ月で10キロ増量するなど、キックボクサーとして鍛え抜いた体をいかした迫力あるアクションシーンも盛り込まれているが、声にこだわりを見せ、新境地を開いた横浜の“演技力”にも注目したい。