『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之氏が手掛ける新感覚グルメ漫画『こどものグルメ』(作画:安倍吉俊/電子書籍レンタルサイト「Renta!」連載中)のドラマ化が発表された。テレビ東京系列で今月25日(後4:00~4:55※単発)放送。主演は、欅坂46「黒い羊」(2019年)のミュージックビデオで、平手友梨奈の幼少期役を演じた石井心咲(いしい・みさき/12)が務める。

【写真】『孤独のグルメ』といえば松重豊

 本作は、食べることが大好きな小学4年生の蓬野杏(よもぎの・あん)が主人公。共働き家庭の長女で、平日の家はいつも杏と弟の栗(くり)でお留守番。そこで、自分にしかできないおいしいものを作って食べようと思い立ち、普段は大人の聖域であるキッチンに足を踏み入れる。

 主演の石井は、Eテレで放送中の『天才テレビくんhello,』や山田孝之主演の『全裸監督』などにも出演。本作については、「オーディションに合格したと連絡があった時は、びっくりして一瞬時間が止まったようでした。でもだんだんと実感が湧いてきて、『どんな撮影になるのかな? どんな物が食べられるのかな?』とワクワクは増すばかりでした!」と、振り返った。

 「杏は明るくて元気で自由です。そして食べる事が大好きです。杏と自分がとても似ていて、すーっと役に入れました。たくさんの方に見ていただき、笑顔になってもらえて『こどものグルメ』を真似してみたいって思っていただけるように頑張ります!!」と、将来性豊かな石井の演技にも注目だ。

■原作者:久住昌之氏のコメント
 『こどものグルメ』、まだ単行本にもなっていないのにドラマ化、ちょっと戸惑いましたが、ありがたく、うれしいです。このマンガは、今までの、いわゆるグルメからハミ出した「大人がちょっと顔をしかめるおいしさ」を描いています。

 牛乳にストローを入れて泡を立てて飲むの、大人は嫌がります。冷めて伸びたうどんをおいしいというと嫌がります。食パンを指でつぶして食べると、怒られます。ウズラの卵をいつまでも噛まないで口に入れていると、早く食べろと言われます。

 でも子どもはおいしかったし、おもしろかった。そして大人も、実はそのおいしさや楽しさを、知っています。僕はこのドラマが、大人の理屈や常識を吹っ飛ばし、子どもが笑って、大人もついつい笑っちゃうものになればいいなぁ、と思います。『孤独のグルメ』と同じく、テーマ曲と劇中音楽を作って、応援したいと思います。どうぞよろしく。

■作画:安倍吉俊氏のコメント
 今まで、自分の絵がアニメになった事はあったのですが、実写は初めての経験で、オーディションの映像で自分の描いた漫画の場面が再現されているのを見て、新鮮な衝撃を受けました。きっと素晴らしいドラマになると思います。とても楽しみです。原作をいただく度に『こんな料理(?)は自分では絶対思いつかないなあ』と驚きながら作画していると、時々、杏と同じ事を自分も子どもの頃やっていた、と忘れていた記憶が蘇って不思議な気持ちになったりして、この驚きや不思議さを、ぜひドラマと、できたら漫画でも味わってみてください。