シンガー・ソングライターの松任谷由実と角川春樹監督が12日、都内で行われた映画『みをつくし料理帖』(16日公開)スペシャルイベント付き試写会に出席した。

【写真】「泣きました」と松任谷由実に感謝した角川春樹

 原作は、高田郁氏による同名の時代小説。これまでに全10巻が刊行されており、累計400万部を超えるベストセラー作品。2012年と14年には北川景子主演でスペシャルドラマ化、17年には黒木華主演で連続ドラマ化されている。『セーラー服と機関銃』(1981年)、『時をかける少女』(83年)など数々のヒット作を送り出した角川監督が“生涯最後”と銘打ちメガホンをとり、松任谷は手嶌葵が歌う主題歌「散りてなお」の作詞・作曲を担当した。

 松任谷は、角川監督から楽曲依頼を受けたときに「『春よ、来い』を超える歌を作ってくれと言われまして…」と難題を出されたという。それでも「曲作りは出会いなので、大変難しいお題でしたけど、それができたと思います」と自信を見せ、角川監督は「泣きました」と松任谷に感謝した。

 主題歌の依頼に松任谷は「(角川監督と)逃れられない運命を感じました」といい、角川監督も「ユーミンしか浮かびませんでした。最後だったら絶対引っ張り出さないと」と2人ならではの信頼関係も見せた。

 この日は、リモートで手嶌もイベントに登場。手嶌は「すごく懐かしい感じがして、小さいときの思い出がよみがえってきました」と優しい気持ちで歌えたという。松任谷も「それを届けたくて作りましたし、手嶌さんの優しい歌い方が感じられました」と笑顔だった。