武将たちが群雄割拠し、天下統一に向けて覇権を争った戦国時代。もしも、彼ら武将たちがスマートフォンを持っていたら合戦の勝敗をニュース速報で受け取り、SNS上で同盟を結び、フリマアプリで武器を売り買いし、マッチングアプリで家臣を探し、裏アカを駆使して謀反の準備を進める…。そんな世界をドラマで描く、戦国SF時代劇『光秀のスマホ』が、12日よりNHK総合で放送される。

【写真】織田信長から鬼電キタッ―

 主人公は、大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公でもある明智光秀。大河ドラマでは、乱れた世を憂う勇猛果敢な戦国武将だが、『光秀のスマホ』の光秀は、エゴサして評判の悪さに落ち込んだり、フォロワーの伸びを気にしたり、裏アカで愚痴をこぼしたり。そんな現代の私たちと変わらない等身大のキャラクター。

 とあるツイートをきっかけに、織田信長に仕官するところから、パワハラ上司の信長やライバル秀吉との出世争いの果てに、ついには本能寺の変を起こすまでを描く。

 しかも、スマホ画面のみで描く新演出。このドラマの大きな特徴は、全編通じて“スマホ画面(背景)しか映らない” という点。主人公・光秀の顔すら、一切映らない。光秀が戦国武将たちとやりとりするメッセージやスタンプ、画像や通話が、 スマホ画面上に次々映し出されます。つまり、視聴者は光秀の目線で、光秀のスマホを覗き見ているような感覚で、ドラマを見ることになる。

 また、ニュースのラインナップに並ぶ雑多な記事。タイムラインに投稿された多数のツイートなど、スマホ画の端々には、物語の大筋とは関係のない歴史の小ネタが万歳。一時停止したくなる情報量の多さも売り(?)。

 スマホの画面に一喜一憂する光秀の心情を、微細な指使いと声のみで表現するの は、あの名優。スマホ画面だけで描くため、光秀以外の登場人物もごく一部の人物を除いて、ほぼ顔が映らない。ビデオ通話で登場し、光秀を翻ろうする羽柴秀吉は和田正人。容赦なくパワハラ鬼電をかけてきて、光秀を震え上がらせる信長の「声」を声優の島崎信長が演じる。

 また、番組放送に先駆けて、今月4日に開設された、ツイッターアカウト「スマホを持ってる明智光秀@NHK公式」 (@nhk_mitsuhide)では、光秀が一人称で絶賛つぶやき中。番組『光秀のスマホ』の舞台裏以外にも、 光秀が自分のスマホをスクショした 画像として、信長・秀吉ら戦国武将のSNSプロフィール画面、戦国時代のネットニュースなどをアップしたり、大河ドラマ『麒麟がくる』 のオンエアを見てボヤいたり、時事ネタに光秀ならではの目線で突っ込みを入れたり…。ツイッター単体でも「オモシロ戦国武将アカウント」として楽しめる。

■放送スケジュール

第1話 これからは信長の時代でしょ 10月12日(月)後11:40~11:45
第2話  ##“秀☆吉”って誰だよ 10月13日(火)後11:40~11:45
第3話 織田家はブラックでした 10月14日(水)後11:40~11:45
第4話 信長様にフルボッコされるまで 10月26日(月)後11:40~11:45
第5話 もしかして、時は今だったりする? 10月27日(火)後11:40~11:45
最終話 敵は本能寺にあり? 10月28日(水)後11:40~11:45

■番組ホームページ
https://nhk.jp/mitsuhide smapho