父・イナガキヤストさん(@inagakiyasuto)が撮影した母と息子の写真に反響が集まっている。「まるで『おかえり!』と聞こえてくるよう」「私の父も、どんな思いで写真を撮ってくれてたんだろうと思うきっかけを頂きました。」「パパに感謝です」など、写真を撮ってくれていた自分の父の姿と照らし合わせ、感謝のコメントが多く寄せられた。イナガキさんの写真には、写っている親子の感情がとても伝わってくる、愛情のこもった写真ばかり。そんなイナガキさんに、家族のために撮影する父の思いを聞いた。

【写真】素敵すぎる…!息子が経験した『長野駅の新幹線ホームで出会った物語。』ほか、父の心温まる家族写真集

■「でも、たまに僕も写りたい(笑)」いつも撮影側に回る“お父さんあるある”明かす

――投稿された写真の中には、20万いいねを超えるものもありました。多くの反響を受けて、どのように思われましたか?

【イナガキさん】とてもうれしいです。「親になったらこんな写真が撮りたい」「家族っていいな」「優しい気持ちになれた」といったコメントを見たときには、うれしかったと同時に“写真って見たままを写すだけじゃなくて、見た人に想像してもらうことで、色んなことを伝えたり、役に立てる可能性があるかも?”と思うようになりました。

――本格的に写真を撮るようになったのはいつ頃なのでしょうか。

【イナガキさん】僕は小さい頃から写真を撮る事自体は好きでしたが、強く興味を持ったのは息子が生まれたタイミングだと思います。成長過程をしっかりと写真を残してあげたいと思い、思い切ってプロが使うような本格的な一眼レフカメラを購入しました。設定が分からなくても綺麗な写真が撮れてしまうので、写真が一気に楽しくなりました(笑)。

――息子さんが生まれてから、本格的にカメラを始めたんですね。

【イナガキさん】そうですね。それまで写真は旅行やイベントなど何か特別な機会に撮るものだと考えていましたが、家族ができてからはできるだけカメラを持ち歩いて日常を沢山残したいと考えるようになりました。

――ご家族を撮影する際には、父としてどんな思いがあるのか教えて下さい。

【イナガキさん】子どもはすぐに大きくなりますし、できるだけ色んな瞬間を沢山写真に残してあげたいなと思っています。後から家族で昔の写真を見返して、会話をすることがとても楽しい時間になっています。でも、たまに僕も写りたいな、と思うことがありますね(笑)。

■動画との違いは「シャッターを切った一瞬で会話やストーリーを想像できるところ」

――イナガキさんの中でのベストショットはどの写真でしょうか。

【イナガキさん】夕焼けの中、手を広げたママに向かって息子が走っている写真ですね。息子が小学生になった時に、何か記念になるような写真を撮りたいと思い、ランドセルを持って地元を散歩した時に撮ったものです。色々環境の変化があったタイミングで撮った思い出の写真というのはもちろんですが、今まで撮った写真の中で1番ストーリー性があると思うからです。息子がママの方へ一直線に走っていく姿が印象的で、思わずシャッターを切りました。

――やはり思い出深く、記憶に残る写真が“ベストショット”になるんですね。他に印象に残っている写真はございますか。

【イナガキさん】青空の下で、ママが息子の頭をなでている写真が記憶に残っています。これは家族で登山をした時に山頂付近で撮影したものです。息子が、途中辛くて泣きながら登っていましたが、山頂に到着した時に「頑張ったね!」と、ママに褒められたのがとても嬉しそうだったのを覚えています。

――イナガキさんの写真は、動きも音声もないのに、ご家族の感情や声が伝わってきます。写真を撮るときに意識されていることがあれば教えてください。

【イナガキさん】1番意識しているのは、できるだけ自然体を撮影するということです。そうすることで、2人の会話が聞こえるような生き生きとした写真になるような気がします。「こうしたらもっと良くなりそう」という場合はお願いすることはありますが、基本的には自然体の2人を撮るようにしています。

――最後に、イナガキさんが思う写真の魅力とは何だと思いますか。

【イナガキさん】写っているのはシャッターを切った一瞬だけのはずなのに、写真の中の会話やストーリーを想像できる点です。それは動画には無い魅力なのではないでしょうか。