お笑いコンビ・ナイツの塙宣之(42)が7日、都内でワコムの横断型クリエイター応援プロジェクト『DRAW A LOT』に出演。『M-1グランプリ』について、決勝に進出したコンビ、審査員の両方の立場から語った。

【写真】フワちゃん、霜降り明星ら第7世代を絶賛したナイツ・塙宣之

 同プロジェクトは、今年8月にスタート。講師として出演した塙は「大舞台で『いつもより』笑わせる方法」をテーマに、大舞台で「緊張のため実力を発揮できなかった」ではなく「いつも以上の実力を発揮する」ための話を、漫才新人大賞やM-1グランプリなど数多の大舞台に立ってきた経験から語った。

 出演前に取材に応じた塙は『M-1』について「初めて決勝に行った時は死ぬほど緊張した」ことを振り返りながら「大舞台は他人が決めること。大したことはないと思うと気が楽になると思う」と“コツ”を語る。優勝という結果を掴むことはできず、コンビ結成10年以内という出場権利(当時)を失った。それでも「終わって出られなくなった時に一つ楽になった。今までは『M-1グランプリ』を見ていたけど、なんでこんな大会にいちいち緊張していたのか、と。自分が優位に立ったら、すごくやりやすくなった。自分の中で小さい営業と思えば、いいんじゃないかと思いますね。『これは言っちゃいけない』『これじゃ点数が』とか思っていたけど、今考えると、それが裏目に出ていた」としみじみ口にしていた。

 一方で、審査員としても『M-1』に出演している。「プレイヤーの方が緊張感あります。500倍ぐらい違います。(審査員は緊張を)全然しない」ときっぱり。若手の命運を握る立場にいるが「その立場を僕も経験している。だからこそ、やりがいがある。普段から点数をつけたり、分析したりするのが好きなので。その場で適当に決めていたりするワケではない。自分なりの、いろいろあっての評価なので」と強調していた。

 また、今をときめくお笑い第7世代についても言及。「敵わない。規格外ですからね。フワちゃんとか霜降り明星に勝てる人っているんですか? 1番、強い」と完敗宣言。そして「バランスがいい。漫才もできるし、ピン芸もできるし、ギャンブルもできる…。イジられるし、イジるのもできるし」と魅力を語り「僕らなんて漫才が1個あるだけ。若手には勝てないと思ってますよ」と実力に舌を巻いていた。

 第7世代のテレビでの活躍を認める一方で、ナイツはラジオで盤石の地位を築いている。「本当は若くして冠番組を持って、というイメージで芸人になった。ゲストを呼んで、その人の話を聞くと思っていたのに、40歳を過ぎてもゲストで行って漫才協会の話をしている(笑)。でも、ラジオでゲストを呼ぶので、なんとなく思っていた通りかな」と実感を語る。そして「ラジオは第7世代より、スゴいと思いますね」と胸を張っていた。

 『DRAW A LOT』は、メーカー・流通・サプライ・IPホルダー・自治体・エージェンシー・Webサービス・出版社など、プラットフォーマーとクリエイターがマッチングするきっかけを作るために始動。クリエイティブの依頼や、パートナーが協賛するプロジェクトへの参加機会など、「きっかけ」をクリエイターに提供している。