声優の宮野真守が5日、東京・池袋の東京建物BrilliaHALLで行われたヴィレッヂプロデュース2020SeriesAnotherStyle『浦島さん』『カチカチ山』囲み取材に出席。太宰治の小説『お伽草紙』を原案にした『カチカチ山』で、主人公である自称作家の男を演じる宮野だが、たぬきのようなメイクを施した状態で登場し「おわかりの通り、汚いです(笑)。僕の新境地ではあるんですけど、太宰目線での解釈が入っていて、けれん味があるというか、少し屈折した部分が入ってくるのが非常に面白いです」と笑顔でアピールした。

【写真】浦島太郎役の福士蒼汰とともにガッツポーズをする宮野真守

 宮野は続けて「人のようでたぬきのような身なり。ひとりの男が欲望に対してどういう風に向かい合うのか、心理的な面白さもある」と力説。きのう4日に初日を迎えたが「お客さんが半分で未知数だったのですが、久しぶりに劇場に来て見るということで、僕が出てきた瞬間に拍手が起こって、この温かさが舞台だなと感じましたね」とかみしめるように語った。

 “たぬきメイク”に関する話題では「舞台は自分でメイクをするので、メイクさんに教わりながらやっています。タレ目にしたりとか、下がり眉とか、寝ぐぜのように見えて、実は髪で耳っぽくしているとか、意外とちゃんとやっているんです」と語っていた。

 囲み取材にはそのほか、『浦島さん』に出演する福士蒼汰も出席。『カチカチ山』は16日、『浦島さん』は17日まで上演される。