今年で4回目を迎える大阪の秋の一大イベント『大阪文化芸術フェス』が11日、開幕し、『歌舞伎特別公演』(クールジャパンパーク大阪TTホール)が上演された。

【写真】『歌舞伎特別公演』の模様

 大阪での本格的な歌舞伎公演は今年1月以来、約8ヶ月ぶりとなる。会場には、歌舞伎役者の名前が書かれた幟(のぼり)が立てられ、歌舞伎独特の雰囲気を漂わせる。同ホールでは、新型コロナウイルス感染防止のため、座席は1席間隔とし、最前列は使用しないほか、入場時の検温、マスク着用などの対策が徹底された。

 開演前、中村鴈治郎が「本日のご来場、誠にありがとうございます。私ども出演者をはじめ、本公演に関わる関係者一同はもちろんのこと、本日ご来場くださいました皆様も今日という日を心待ちにしておられたと存じます。本日ご観劇の皆様が『おもろかった! 久しぶりの歌舞伎えーわー! また歌舞伎みよう!』と思っていただけるよう全身全霊を込めて厳しい残暑も吹き飛ばす舞台を勤めさせていただきます」とあいさつした。

 第一部前半は市川右團次、尾上右近、市川九團次が、盗人と田舎者の一間遅れる掛け合いが楽しい『茶壺』を熱演。後編では、中村鴈治郎、中村壱太郎が、彫物の名匠・左甚五郎を主人公にした『京人形』を披露した。

 第二部は、中村壱太郎、尾上右近出演の『晒三番叟』と、片岡愛之助、中村鴈治郎、市川九團次出演の『身替座禅』、第三部は市川右團次、尾上右近、市川右近出演の『戻駕色相肩』と、中村鴈治郎、片岡愛之助、中村壱太郎、市川九團次出演の『連獅子』を上演した。

 同イベントは、文化を核として、大阪の都市魅力を広く国内外に発信していく事業として 2017年から毎秋に開催。今年は歌舞伎特別公演に続き、10月9日~31日に大阪を代表するアーティスト・黒田征太郎氏の展覧会(府立江之子島文化芸術創造センター)、10月10日~11日に音楽ライブなどが楽しめる『OSAKA GENKi PARK』(万博記念公園)が開催される。