テレビ朝日系で放送中の木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(毎週木曜 後9:00~)は、きょう10日(~後10:04※10分拡大)と17日(※最終回)の2週にわたって「影の斜塔」前後編が放送される。そのメインゲストとして、市原隼人と北のきいが出演。それぞれのコメントが届いた。

【写真】Season2から加わった谷原章介と皆川猿時

 同ドラマは、警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と、文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木京香)がバディを組み、“文字”を糸口に未解決事件を捜査する新感覚の爽快ミステリー。

 「影の斜塔」前後編では、第6係の面々が“2つの殺人事件”と“エリート刑事の逃亡”という一見無関係な事件を追いながら、その先に立ちはだかる“巨大な闇”と全面対決していく。どこまでも先の読めない目まぐるしい捜査展開&正義をめぐる一大決戦が見どころの最終章。

 市原が演じるのは、人柄も良くて頭脳明晰な上に、柔道は五段、拳銃も日本代表候補になるほどの腕前で、「ミスターパーフェクト」と呼ばれるエリート刑事・富野康彦。富野は、朋が新人警察官だった頃の捜査実習の研修係でもあり、朋の憧れの先輩だった。しかし、そんな富野が突然、行方をくらますことに! この“謎に包まれた富野の逃亡劇”が、最終章を大きく揺さぶっていく。

 これまでドラマや映画をはじめ、数々の話題作に出演し、熱を帯びた芝居で魅せてきた市原だが、実は連続ドラマにゲスト出演するのは今回が初。約20年におよぶ俳優人生で新たな挑戦を前にし、「限られた出演シーンの中で、いかに説得力を出せるかを一番に考えました」と明かす。

 そんな彼を焚き付けたのが「自分自身も念頭におく “正義とは、真実とは何なのか?”を問う『未解決の女』の世界観と現場の熱をもった秩序」。「汗も涙もすべてメイク(偽物)ではなく、本物を目指そうと決めた」という。中でも肝となったのは、逃走劇のトリガーとなる第6話冒頭の格闘シーン。

 「アクションの相手は吹き替えの方がやってくださったんですけど、手加減された時点でお客様に楽しんでもらえなくなると感じまして…。自分から『すべて本当に当ててくれ』とお願いし、手数も少し増やして臨みました。1週間くらい脳震盪をするほどの痛みを伴いましたが、その痛みをもって全シーンを演じることで、説得力を追求しました」と市原。「もしSeason3が実現して呼んでいただけたとしても、次はもう力が出せないほど、出し切りました(笑)。そういう意味でも楽しかったです!」と、言葉に充実感がみなぎる。

 一方、北乃が演じるのは富野の恋人で、時折アルバイトでバイオリン演奏もする楽器店の店員・杉山貴子。富野の行方について何も知らないという貴子だが、本当に富野の逃亡とは無関係なのか? そんな邪推も招く思わせぶりな佇まいで、物語と視聴者を撹乱する。

 主演の波瑠とは、ドラマ『14才の母』(2007年)を皮切りに何度も共演して「ずっと一緒に成長していっている感じがします」というだけあって、「今回も波瑠ちゃんと一緒に現場にいるだけで、本当に幸せだった」と、北乃。今回の“放送前には多くを語れない役”も見事な塩梅で演じ切り、2週にわたって謎をけん引していく。

 しかも、バイオリンの演奏シーンに初挑戦。撮影前の2日間は自主練に没頭し、「先生たちから『2日の自主練だけとは思えないくらい良い!』と言ってもらえて、うれしかった」と笑顔を見せると同時に、「私の演奏はお芝居でいうと、暗記できただけで、まだまだ棒読みの状態。どんどん練習していくうちに極めたくなっちゃって…!」と、飽くなきチャレンジ精神も湧いてきたそう。「今度は音に表情をつけたくなって…とか、生意気なことを言い出したところで、撮影は終わったんですけど(笑)」と、謙遜するが、全力で取り組んだ演奏シーンとともに、「役に寄り添うことができた」という彼女の細やかな感情表現も見逃せない。

 さらに、最終章では先述の竜雷太と筧利夫、西村和彦らもゲスト出演。竜は政財界に太いパイプを持つ警視庁OB・牧野孝蔵、筧は警視庁刑事部のナンバー2である参事官で、富野の捜索を朋に極秘依頼する小野塚吾郎、そして、西村はその小野塚参事官の動向を怪しむ若手参事官の池内達郎を演じる。彼らが巧な演技で体現する“何やら裏がありげな人物たち”は、最終章にどう絡んでくるのか…!?