京都を拠点に活動している劇団「ヨーロッパ企画」が7月より配信している「~ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ~『京都妖気保安協会 』」の最終回『鴨川ミッドサマードリーム』が、26日にライブ配信される。それに伴い、制作発表会見が10日、オンラインで開催された。

【画像】『京都妖気保安協会』ケース1の場面シーン

 本作は全4回シリーズの生配信劇となっている。第3回目までは、京都市内を舞台とした劇を「ヨーロッパ企画」公式YouTubeチャンネル内にて無料で生配信した。そして今回の最終回のみ“劇場版”として、京都・京都府立文化芸術会館から無観客上演&有料ライブ配信を実施する。

 『京都妖気保安協会』の作・演出を務める上田誠氏は、「この4月に(予定していた)劇が上映前に中止になった。ヨーロッパ企画も『劇団として新しい形でできる表現はないかな』と探っていた。そんな中で生配信劇というスタイルが浮上した。日々メンバー、スタッフと会議をしている中で出てきたアイデア」と、この生配信劇を行うことになった経緯を説明した。

 『京都妖気保安協会』について、「劇場ではなく、京都のいろんなロケーションから劇をする。それを生配信でお届けするという新しい形のスタイル。1回目は嵐電で、運行される電車の中から生配信で劇をするということに挑んだ。2回目は銭湯、3回目は貴船。その地形、場所にまつわる物語とかを取り込んだ劇をこれまで展開してきました」と紹介。

 第4弾となる『鴨川ミッドサマードリーム』は京都府立文化芸術会館で行われる。上田氏は「“劇場回帰”のような形になる。タイトルの『ミッドサマードリーム』というのは、シェイクスピアの『ミッドサマーナイトドリーム』をモチーフにして、演劇にまつわる話をやろうかなと考えています」と構想を明かした。

 また「劇場でご覧になる公演と違って、配信劇なので、今までのケース1~3でやってきた映像手法も活かしたい。また劇場で劇を見る喜び、面白さを感じてもらえれば。出演者も今までの生配信劇に出てきた方々に出演していただく。集大成であり、新しい劇の形をお見せできれば」と意気込みを語った。

 出演する中川晴樹は「今回こういう状況で舞台ができないので、みんなで一致団結してこの状況を乗り越えようというのがこの企画。僕らヨーロッパ企画が『こうやってこの状況を乗り越えるんだ』というところを観ていただければ」と呼び掛けていた。

 オンライン視聴券は3000円(税込)、予約販売期間は12日午前10時~10月4日午後8時まで。

■「~ヨーロッパ企画の生配信劇シリーズ~『京都妖気保安協会 』」ケース4『鴨川ミッドサマードリーム』概要

日時:9月26日(土)開場午後2時30分/開演午後3時
京都府立文化芸術会館より無観客・ライブ配信(アーカイブ配信は10月4日午後11時59分まで)

作・演出:上田誠
出演:石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、本多力、藤谷理子、日下七海、諸岡航平、早織、中山祐一朗

※本公演終了後、出演者による「おまけトークショー」あり