人気グループ・NEWSの増田貴久が主演を務めるミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』が4日、東京・東急シアターオーブで開幕する。今作で海外ミュージカルに初挑戦する増田は、直前に行われた取材会で「伝統があり、長く愛されてきた作品をやらせてもらうことは、プレッシャーもありますが、小さい頃からミュージカルをやることが夢でした。この作品に出会えたことがすごくうれしいです」と笑顔をみせた。

【集合ショット】松下優也、雛形あきこらとともに取材会に出席した増田貴久

 増田演じるビルの窓ふき清掃員・フィンチは、ある日『努力しないで出世する方法』という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。演出のクリス・ベイリー氏から「君がジャニーズに入って、いろんな階段を登ってきて、その度に状況が変わっていったと思う。その時のことを思い出して演じてほしい」とアドバイスを受けたといい「普段、自分が経験してきたことと役を重ねることはないのですが、今回は僕のジャニーズ歴を改めて考えながら、フィンチだったらどう思うのか考えました」と話した。

 ヒロイン・ローズマリー役を務める笹本玲奈は「増田さんは、フィンチそのもの。すごい難しい役なんですが、増田さんの元々の人柄の良さや、人を引き込むカリスマ性がフィンチを豊かにしてる。私自身もそばで見ていて、心から応援したくなるような存在です」。その後も共演陣から称賛の言葉が続き、増田は「ありがとうございます!」と大喜びだった。

 同舞台は、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底し、上演される。ブラザートムが「100人近くが3ヶ月一緒に動いていたのに、誰も(感染者が)出ていないことは、本当に全員がガチっと(感染対策を)やってないと無理。幕が上がってしまうだけでうれしいこと」と噛みしめると、増田も「世の中が大変ななか、ステージに立たせてもらえることは責任重大だなと思っています。この場を大切にしながら千秋楽まで迎えられるよう取り組んでいきたい」と言葉に力を込めた。

 1961年にブロードウェイで初演され、以降1417回のロングランヒットという記録を打ち立てた傑作ミュージカル。1962年のトニー賞では最優秀ミュージカル作品賞、主演男優賞、など7冠を達成。1995年にはマシュー・ブロデリック主演でリバイバル上演、さらに2011年にはダニエル・ラドクリフ主演で再上演、トニー賞8部門にノミネートされるなど、世代を超えて愛される名作で、今回は、2011年版クリエイティブチームの一人であり、本作を知り尽くしたクリス氏のもと2020年版新演出に挑む。

 取材会にはそのほか、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、春野寿美礼、今井清隆が出席。きょう4日~20日まで同所、10月3日~9日まで大阪・オリックス劇場にて上演。