タレントの稲垣吾郎が、NHKで年末まで多岐にわたって展開される、音楽家ベートーベン(1770年-1827年)の生誕250年を記念した「ベートーベン250」プロジェクトのアンバサダーに就任した。

【写真】9月に放送される「ベートーベン250」特番

 『名曲アルバム』(総合・Eテレ)や『ららら♪クラシック』(Eテレ)、『クラシック倶楽部』(BSプレミアム)、『ベストオブクラシック』(FM)などの既存の番組や、稲垣が出演する特別番組をとおして、ベートーベンの名曲や人生をさまざまな形で放送していく。

 ベートーベンは、過酷な運命の中にあっても、自らの強固な意思で常に人生の扉を開いてきた人物。稲垣は、2015 年より舞台『No.9 不滅の旋律』でベートーベン役を演じ、今年再演が決定。舞台でベートーベンを演じることで彼の生き様に触れ、音楽に鼓舞されてきたと語っている。

 現在放送日が決まっている稲垣出演の特番は2つ。『ベートーベン250 開幕特番「今こそベートーベン!」』は今月18日(後9:30)にEテレで放送予定。稲垣と、自らの指揮で昨年、ベートーベンの全交響曲を演奏・録音した作曲家の久石譲が、「現代のポップスにもつながるヒットの方程式とは」「イヤなヤツだけど憎めない素顔」「いま学びたいこと」など、ベートーベンの魅力を語り尽くす。

 もう一つは、『クラシック音楽館 ベートーベン 250 特集 第1回 人間・ベートーベン』。Eテレで今月20日(後9:00)に放送。第1楽章は“地球人にビンタ2つ”、第3楽章は“スパークリングワイン”、“やっかいなのが魅力”などと、日本を代表する指揮者の広上淳一や恋愛小説のプロでもある芥川賞作家の柴崎友香が、独特の感性と言葉で、人間・ベートーベンの核心に迫る。10月以降も、稲垣出演番組を続々放送予定。

■稲垣吾郎のコメント

 アンバサダーという大役を任せていただき、これこそ運命だなと思います。舞台でベートーベンを演じるようになってから、その存在をより強く意識するようになりました。

 最初は、音楽室の肖像画や「運命」の激しい音楽など 、自分よりももっとはるかに高い所にいて、激しさや怖さといったイメージが強く、ちょっと受け止めきれないと感じる部分もありました。でも今回、いろんな番組でベートーベンを知ってひも解いていくと、曲のここにこういう仕掛けがあったんだなと発見することができ、今ではとても親しみを持てるようになりました。

 また音楽だけでなく、いろんな苦悩を乗り越えて音楽を突き詰めていくベートーベンの人生、生き方、人間性、その音楽が受け継がれているという歴史に触れることで、ベートーベンにもっと興味がわいてきました。

 僕はクラシックの音楽に特別詳しいわけではないのですが、僕なりの目線で、視聴者の皆さんに寄り添いながら、ベートーベンをよりわかりやすくひも解いて深堀りしていき、少しでも魅力を伝え、より近くにベートーベンを感じていただけるようになるといいなと思っています。