タレントのLiLiCo、小泉進次郎環境相が31日、環境省で行われた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(略称:SSFF&ASIA)の『地球を救え!環境大臣賞』の発表・試写会に参加した。

【写真】映画好きをアピールした小泉進次郎環境相

 小泉環境相は「ステキなイベントが環境省でできることがうれしいです」と笑顔。映画賞ということで「映画『ゴッドファーザー』と『アバター』が大好きです。最近の中で言うとNetflixの『アイリッシュマン』。最高でした。全く3時間を感じさせない作品でした」と映画好きをアピールした。アメリカの元副大統領だったアル・ゴア氏の『不都合な真実』を例に挙げ「映画の力、コンテンツの力はものすごいものがある。政治や政策、行政の力では届かないところまでメッセージを届けることができる」と映画の持つ強みを語っていた。

 環境省のアンバサダーで、この日が“初仕事”のLiLiCoは「(生まれ故郷の)スウェーデンは環境対策の先進国。リサイクルなどは1980年代から。70年生まれの私は子どもの時から生活の中に取り入れている感覚すらないぐらい当たり前のこと」と話す。「学校の教材もお返しして後輩たちに渡す。夏休みの3ヶ月の間に子どもたちはサマーキャンプに行って、そこで自然と触れ合う」と振り返っていた。

 また、小さな取り組みも。「普通にそういうふうに生きてきた。きょうもサスティナブルなファッションをできるだけ。濃く化粧をしているように見えますが、できるだけ薄く。水もお湯も、そこまで使わず1発で落とせるように。台本も電子で読む」と心掛けを語った。その心掛けが記事になったことで、環境省のアンバサダーを務めることになったそう。

 そして、ショートフィルム上映を学校の授業に取り入れ、環境問題を考える腹案を披露。すでにスウェーデンでは行っているという。「短い時間の映画はストレートにメッセージが入ってくる。授業に取り入れられたらいいな」と話すと「機械がいっぱいある素晴らしい国の日本で教育が遅れているのは残念。私がガーガー言っても進まない。日本人はすぐに『検討します』って言うんですよね。私の大嫌いな日本語。そんなに検討することでもないと思うんですよね」とボヤいていた。小泉環境相は「環境省の職員一同、きょうのNGワードがわかりました。特別授業、必ずやります」と約束していた。

 『環境大臣賞』を受賞したのは三好優太監督の『オアシス』。2050年に急激な気候変動に耐えられず、大量死したカエルを救うべく、AIアニマルSAVIORが開発される。SAVIORは大量死した種と同じカエルに出会い、学習し、行動をともにしながら情報収集を行う、といった内容。受賞理由は「アニメーション作品としてのエンターテイメント性と環境問題に関するメッセージ性がともに高く、幅広い人に気づきを与えられる作品」というものだった。三好さんは「多くの方に見てもらって環境改善の取り組みになれば。当事者意識を持って取り組むべきだと思います」と伝えた。9月3日に行われる気候変動の国際会議では、日本の取り組みの1つとして小泉環境相が紹介することも発表された。

 会見にはSSFF&ASIA代表の別所哲也も参加した。