俳優の木村拓哉が主演を務め、今年1月に2夜連続で放送されたフジテレビ開局60周年特別企画 新春SPドラマ『教場』が、2021年新春に2夜連続で『教場2』(仮)として放送されることが30日、発表された。木村は「やると決まった以上は全力で取り組ませて頂きますので、皆さんにお届けできるようにやり切りたいと思います」と意気込んでいる。

木村拓哉のテレビ出演歴

 原作は「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹氏の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化され、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品の第2弾となる。

 今回も主人公の警察学校“最恐”の教官・風間公親(かざま・きみちか)を演じるのは、木村。これまでに検事、総理大臣、天才外科医など、多彩な主人公を器用に演じ分けてきた木村が、他を寄せ付けることすら許さない凄(すご)みのある立ち振る舞いで、生徒たちを恐怖に震え上がらせる、冷酷無比な“教官・風間”を演じる。脚本を手がけるのは「踊る大捜査線」シリーズのヒットメーカー・君塚良一、演出は中江功が務める。

 警察学校という密室を舞台に、生徒たちの抱えるさまざまな葛藤や秘密が渦巻き、次々と巻き起こる事件を乗り越え、卒業していくまでを描いた前作。今回も個性豊かな生徒たちが登場し、予想もつかない展開の連続となることが期待される。そして、前作で注目を集めた後編のラストシーンに登場した伊藤健太郎、三浦貴大、上白石萌歌らの出演はあるのか、注目が集まる。

 クランクインは9月を予定。注目の追加キャストなどは後日発表される。

■木村拓哉コメント

――『教場2』(仮)の放送が決まった時の思いについて。

「(『教場』第1弾を)年明け早々にこういう空気感のドラマを放送することが当初はどうなんだろうか…?と疑問に思っていましたが、監督をはじめ、制作陣のモチベーションの高さ、挑戦の形がしっかり作品に投影できていたことが、見てくださった方に伝わったのかなと思います。制作サイドが“いける”と思って作るモノと、視聴者の方が見たいと思ってくださり、制作がそれに応えて作るモノなど、いろんなパターンの作品がある中で、今回は視聴者の方からのお気持ちとこちら(制作)の気持ちのバランスが非常に取れたことで、今作をスタートできることになったのではないかなと思います」

――前回の『教場』の撮影・放送の反響など振り返ると?

「風間公親という男のキャラクターにすごく特徴があるので、見てくださった反響をじかに自分に届けてくださる方の多さにびっくりしました。(ドラマの)内容が内容なので放送直後に、実際に勤務されている警察官の方々を見かけたときに、自分は私生活を送っているだけなんですが、警察官の方々から“あ、キムタクだ!”じゃなくて、“あ、風間教官だ!”というような目で見ていただけて、現職の方々にそういう風に捉えて頂けたことがうれしかったですね。一応、僕らがやっているのはフィクションですが、少しでもおもしろいエンターテインメントをこれから作るにあたって、いろんなさじ加減が必要になると思いますので、そのさじ加減を見ながらバランスよく作っていきたいです」

――改めて、風間公親という男についての印象や役に対する思いは?

「僕自身、原作を読ませていただいて、風間公親は“すごく偏った真心を持っている人”。愛情的にも偏っているし、真心も本気もすべてが偏っています。ですが、見返りを一切求めない、風間公親というキャラクターは、笑顔はないですが、すごくいとしい人だなと思います。演じたからこそ、よりそう思えるのかもしれません。立場上教官なので、不完全な人間を世の中に送り出すことはできない、送り出したくはないという思いが人一倍強いのだと思います」

――生徒役の皆さんの印象は?

「生徒役の皆さんが訓練されているところに今日初めて立ち会わせていただきました。今回も彼らの魅力や輝き、集中力だったりの力を借りることになると思います。生徒の皆さんは“なんでこんなこと(厳しい訓練)をやらされないといけないんだろう?”と、思っていると思いますが…(笑)。でもそこは切り替えて頂いて、前回の198期に負けない期にして頂きたいなと思います」

――コロナ禍での撮影になるが“チーム教場”でどんな『教場2』(仮)を作っていきたいか。

「正直な話、『教場』の次作があるかもしれないといううわさ話が自分の耳に届いた時点では、“この状況で最後までやり通せるだろうか”というのが最初の思いでしたが、自分が一番好きではない“やる前からできないと決めつける”というのは違うと思い、出演者・スタッフが力を合わせ、全てに対して本気でやるしかないと思っています」

――『教場2』(仮)の放送を楽しみにしている視聴者に向けメッセージを

「やると決まった以上は全力で取り組ませて頂きますので、皆さんにお届けできるようにやり切りたいと思います」