漫才師・内海桂子さんが22日に97歳で亡くなったことを受け、ナイツら弟子のお笑いコンビ・タレントたちが28日、所属事務所の公式サイトで追悼コメントを発表した。

【写真】愛された師匠…内海桂子さんの最後のツイートには追悼のコメントが続々

 女流漫才の草分け的存在であると同時に、同じ事務所のウッチャンナンチャンやナイツなど後進の育成にも尽力した内海さん。ナイツとは一緒にメディア出演することも多く、小気味よいやり取りで場を沸かせる姿はすっかりおなじみだった。

 塙宣之(42)は「『言葉で絵を描きなさい』師匠から何度も教えて頂いた指導です。誰より漫才を愛した師匠でした。意志を継いでいくので安心してゆっくりと休んでください。本当にありがとうございました」と感謝の言葉。

 相方の土屋伸之(41)は「とにかく舞台が好きで、お客様への愛情に満ちた師匠でした。最後まで芸人として力強く生ききったその姿を間近で学ばせて頂くことができて、僕らはきっと日本一幸せな漫才師です。本当にありがとうございました」と師匠との絆を振り返った。

 また、ウッチャンナンチャンも「お会いする度 未熟な私にもいつも優しく寛大に接してくださいました。あの笑顔を忘れません。師匠、本当にありがとうございました」(内村光良)、「デビュー前の頃、桂子師匠を見て芸人としての生き方、厳しさを学ばせていただきました。これからも長生きされて色々な事を教わりたかったのに残念でなりません」(南原清隆)とコメント。出川哲朗も「学生時代、漫才の授業で僕たちの漫才を観て笑っている師匠の温かい笑顔が忘れられません」と偲んだ。

 東京都出身の内海さんは1938年、16歳の時に浅草橋館にて漫才初出演。戦後、1950年に内海好江さんと「内海桂子・好江」を結成。三味線や小唄を織り交ぜたスタイルで人気を博し、日本の演芸界に大きな足跡を残した。82年に芸術選奨文部大臣賞受賞、89年に紫綬褒章受章、95年に勲四等宝冠章受章。2005年には漫才協団が社団法人漫才協会となり、同協会会長に就任した。

 私生活では99年、77歳の時に24歳年下のマネージャー・成田常也さんと結婚。2010年からはツイッターも開始し、50万人近くのフォロワーを抱えるなど幅広い世代から慕われた。

 28日、所属事務所の公式サイトでは「弊社所属の内海桂子が2020年8月22日23時39分、多臓器不全のため永眠いたしました。(享年97歳) ここに生前に賜りましたご厚誼に深く感謝するとともに謹んでお知らせ申し上げます。ご遺族の意向により、通夜及び葬儀は、近親者のみにて執り行なわせていただきました」と訃報を伝えていた。