今月8日に漫画『アクタージュ act-age』の原作者・マツキタツヤ氏が強制わいせつ容疑で逮捕されたことを受け、作画担当の宇佐崎しろ氏が24日、自身のツイッターを更新し、今の心境を明かした。

【写真】連載終了『アクタージュ』について心境を告白した宇佐崎しろ氏

 ツイッターでは同作の連載が終了したことに触れながら「漫画に救われて生きている方々、作品を生きがいにしていただいていたファンの皆様の気持ちもよくわかります。私も漫画に救われて生きています。やりきれない気持ちでいっぱいです」とし、「ですがその愛を間違った方向に暴力として向けるのは絶対にやめてください。どうかしっかり考え、さまざまな視点を持ち、根拠のない情報に惑わされず、何を言うべきか、言わないべきかを選択してください」と呼びかけ。

 続けて「最後に被害にあわれた方の心のケアがしっかりとなされ、今後の人生で二度と同じような思いをすることなく、心穏やかに過ごせることを願っております」とつづった。

 なお、連載終了については「作品を惜しむ声が被害にあわれた方に対しての重圧となることは、絶対に避けるべきことです。当然のことですが、作品が終了するのは被害にあわれた方のせいではありません。被害にあわれた方が声を上げたこと、苦痛を我慢して痴漢行為や性犯罪に対して泣き寝入りしなかったことは決して間違いではありません。正しいことが正しく行われた結果です」とし、「苦痛を与える原因になる可能性を考慮して、作品の終了は妥当だと判断しました」と伝えている。

 また、同日に『週刊少年ジャンプ』編集部もツイッターを更新し「原作担当のマツキタツヤ氏が逮捕された件および連載終了等の一連の対応について、ご自身のお考えをツイッター上で発表されました。先生が、被害にあわれた方に対して二度と同じような思いをしてほしくない、とおっしゃったことについては、編集部も同じ思いです」と説明。「私たちはこうした先生のお考えを真摯に受け止め、今後の宇佐崎しろ先生の活動を全力で支えていきたいと思います」とした。

 2018年1月より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートした同作は、大手芸能事務所が主催する俳優オーディションの中で、異彩を放つ少女の主人公・夜凪景と鬼才の映画監督・黒山墨字の出会いから始まり、夜凪が役者として成長する姿を描いた物語。コミックスは300万部を突破していたが、今回の事件を受け、11日発売の同誌36・37合併号を持って連載が終了となった。