1933年に公開されたユニバーサル映画『透明人間』(ジェームズ・ホエール監督)以来のクラシック・キャラクターにインスパイアされ、最先端の技術で恐怖と狂気に満ちた「透明人間」を描く、映画『透明人間』が10日に封切られた。全国映画動員ランキング(7月11日~12日、興行通信社調べ)では5位に初登場した。

【動画】緊迫感MAXな本編映像

 この動画は、主人公セシリアとともに息を潜め、思わず周囲を警戒したくなってしまう緊迫感あふれるシーンを切り出したもの。ラストには、まさに“サプライズ”と叫びたくなる衝撃シーンまで! “透明人間”とは一体…? あの後のセシリアの運命は…? ホラー映画ならではの恐怖と緊張感を楽しませてくれる。

 必要以上の束縛とモラハラ気質の元カレから逃げ出し、友人宅に逃げ込んでいたエリザベス・モス演じるセシリア。元カレという恐怖からようやく開放され、匿ってくれた友人とその娘とともに穏やかな日々を送っていたはずの彼女だったが、一度追い詰められ、怯えきった精神は簡単には癒やされない…。

 今度は見えない“透明人間”という恐怖に苛まれていき、不審な言動を繰り返すセシリアの様子に、味方であったはずの友人からも信用を失いかけていた。そんなある日、友人宅でどうしても拭えない恐怖を払拭すべく、行動に移したセシリアは、天井裏で驚きのモノを見つけてしまう…。

 それは、逃げ出してきたはずの元カレが持っていたスマートフォン! 中には、無防備に眠っている自分の姿が写真に残されており、あらゆる意味で想像を絶する恐怖が襲いかかる。さらに、その直後にはどこかでセシリアのことをずっと見つめていたかのようなタイミングで「サプライズ」というメッセージも!

 本作は、『ソウ』(2004年)で脚本を務めて以降、シリーズ製作に関わるオリジナルメンバーであるとともに、『アップグレード』(18年)や『インシディアス 序章』(15年)の監督として知られるリー・ワネルが監督・脚本・製作総指揮を務めるサイコ・サスペンス。何度も映画化されてきた「透明人間」が、これまでのイメージを覆す女性目線で描かれる。セシリアを演じるのは、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(17年)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞を受賞したエリザベス・モス。

 「透明人間の映画を作るなら、被害者の視点から描くべきだ」という、とっさにひらめいたアイデアを見事に映像化したワネル監督。キャリア史上最も難しい役柄だったという重要な被害者・セシリアを演じたモスもワネルの脚本に惚れ込んでいたとか。

 「オリジナルの『透明人間』のアイデアをひっくり返す彼の脚本をすごく気に入ったわ。読んだ時に『自分が思いつきたかった』と思わされるような脚本なの。現代の社会と完全に関連しているし、メタファーとしても素晴らしい。今の世の中を生きる女性という意味でも現実的だった」と明かしており、これまでのイメージを一新する新たな“透明人間”に自信をのぞかせている。

 豊かな創造性と最先端の技術を組み合わせ、スタイリッシュに蘇った最恐ホラー映画『透明人間』は、劇場公開中。