大阪・ABCテレビに今年4月、入社した新人アナウンサー、東留伽(あずま・るか)と大野雄一郎(おおの・ゆういちろう)が29日、大阪市内の同局で人生初の記者会見に臨んだ。2人そろって「歌が好き」ということが明らかになると、報道陣から「十八番ソングを聞かせて」というリクエストが。これに応え、東アナが椎名林檎の「本能」をパワフルに歌い上げ、大野アナも負けじと関ジャニ∞の「大阪ロマネスク」を熱唱。人生初の記者会見で堂々と生歌を披露するハートの強さを見せつけ、会場を盛り上げた。

【写真】ピンで撮った写真など

 実は、大野アナは、ジャニーズの大ファンという一面が。夕方のニュース番組『キャスト』(月~金 後4:48~後7:00)に出演中のなにわ男子と「いつか共演できれば」と野望を明かし、「テレビやラジオにとどまらず、WEBでも幅広く応援していただけるアナウンサーになりたい」と夢を膨らませていた。

 入社後、5月にアナウンス部に配属されて以来、発声・発音の基礎から、緊急時の報道対応を含めてニュースの実践を徹底的に行い、約2ヶ月にわたる厳しい訓練を積んできた両アナ。

 本格デビューとなる7月1日は、ABCテレビ『おはよう朝日です』(月〜金 前6:45〜8:00)と、ABCラジオ『おはようパーソナリティ道上洋三です』(月〜金 前6:30〜9:00)に出演したのち、同日のABCラジオニュースで“初鳴き”を行う(※初鳴き=アナウンサーとして、初めてひとり立ちしてマイクに向かい電波に声をのせること)。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、例年とはまったく異なるスタイルとなった新人研修。講師となる先輩アナウンサーと、最低2メートルの距離を保ち、マスクをつけたままで発声練習などを行いながら特訓を積んできた。会見に同席した新人アナウンサー研修担当の藤崎健一郎アナウンサーは、「例年よりも肺活量の大きな新人になったと思います(笑)」と、太鼓判を押す。

 東アナは北海道出身で、大学時代は競技ダンス部に所属。サンバのメロディが聞こえると「体が動き出す」という情熱派で、「いつかテレビで披露できれば」と意気込む。出演したい番組は『おはよう朝日です』で、「始めてみたとき、関西の朝ってこんなにおもしろいのかと衝撃を受けた」と話し、「みなさんに元気を与えられる番組作りに貢献したい」と、明るく意気込みを語った。

 一方、大野アナは小学校から大学まで野球に打ち込む一方、慶應義塾大学2年のときに出場した「ミスター慶応コンテスト2017」でグランプリに輝いた経歴の持ち主。「幅広く応援していただけるアナウンサーに」と、抱負を語っていた。

■主な質疑応答

――それぞれのアピールポイントを教えてください。

【東】大学時代は女性ラテンダンサーの力強いイメージにあこがれて、『強い女性になりたい!」と競技ダンス部に所属していました。サンバが聞こえてくると体が動き出すほどダンスが好きなので、いつか機会があればテレビで披露したいです(笑)。また、今宮戎神社の福娘を務めた経験もあり、ABC女性アナウンサーの中では5人目となる福娘です。元気いっぱいにABCに“福”をもたらすことができるようがんばります。

【大野】大学時代は野球部で投手と野手…ではなく、投手と“ミスター慶応”の二刀流でやってまいりました。令和入社初のアナウンサーとして、テレビやラジオにとどまらず、WEB上でも幅広く応援していただけるようなアナウンサーになりたいと思っています。

――アナウンサーを目指したきっかけは?

【東】もともと“声”の仕事がしたいとは思っていましたが、大学時代に受けたあるオーディションで食レポを披露したところ、それを評価していただいたのがきっかけです。表情豊かに何かを表現するのが好きだったので、これを仕事にできるアナウンサーになりたいと思いました。

【大野】昔からテレビが好きで、ディレクターなど制作スタッフとして放送局に携わりたいという気持ちが強かったのですが、大学2年生のときにミスター慶応コンテストに出たことから人前に出る機会が増え、アナウンサーとして放送業に携わってみたいという気持ちが強くなりました。

――デビューを2日後に控えた現在の心境は?

【東】2ヶ月にわたる研修を経て、「やっと」というのが正直な気持ちです。新型コロナウイルスの影響でスタジオ収録の見学などもなかなかできず、自分がテレビ局に入社したんだという実感もあまり沸かないままここにいますが、これから頑張っていろんなことを吸収していきたいです。

【大野】2ヶ月の研修を積んでも、まだまだできないことばかりです。初鳴きはラジオニュースを担当するので、まずは伝わるニュースを皆さまにお届けできたらと思っています。

ーー研修中に苦労したことや、感染対策で気をつけていたことは?

【東】帰宅したらすぐに着替えて、ウイルスを絶対に持ち込まないということは気をつけていました。発声練習をするときは特に飛沫が飛びやすいのでマスクをつけていましたし、ラジオブースで自主練習した後も、徹底的にアルコールで消毒したりするなど、できるだけ対策をするようにしていました。

【大野】リモート研修もあったのですが、声が届くまでにちょっとタイムラグがあるので、“早口言葉”のやりとりはちょっと大変でしたが、それ以外の発声や発音はそれほど苦労もなく、スムーズにいったのではないかと思います。リモートの背景に私の自宅の本棚が映っていまして、賢く見られたいと大学時代の専門書を頑張って並べたんですが、誰も触れてくれず、ちょっと悲しかったですね(笑)。