NHKで放送中の連続テレビ小説『エール』(月~土 前8:00 総合ほか※土曜は1週間の振り返り)。昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田正孝)と妻・音(二階堂ふみ)の物語。第13週(第61回~第65回:6月22日~6月26日)は、コロンブス専属・新人歌手オーディションを中心にストーリーが展開した。

【写真】連続テレビ小説『エール』第13週

■安定した作曲家生活を送る裕一。娘の華は4歳に

 裕一がコロンブスレコードと契約して5年が過ぎ、ご当地ソングや「大阪タイガース」などの球団歌を数多く手がけ、安定した作曲家生活を送っていた。娘の華も4歳にすくすくと成長。ある日、裕一は廿日市(古田新太)から「コロンブス専属・新人歌手募集」の話を聞く。さらに、そのオーディション合格者のデビュー曲を作曲を依頼される。裕一は、4年前に音楽学校を卒業して以来、いまだ歌手としてデビューできていない久志(山崎育三郎)に応募を勧める。

■歌の道に進むきっかけについての物語

 そもそも久志がなぜ歌の道に進むことになったのか。そこにも担任の藤堂先生(森山直太朗)がかかわっていた。実は、幼い頃、久志の両親は離婚し、母は家を出ていった。学校ではクールにふるまっている10歳の久志だったが、父の再婚相手を受け入れられず、新しい家族になじめないでいた。ある日、生みの母・麻友(深澤しほ)に一人で会いに行った久志。しかし、麻友が赤ちゃんを抱き、幸せそうにしている姿を目撃してしまう。

 ショックを受けた久志は学校へ。そこへ藤堂先生がやってくる。久志の歌の才能に気づいていた先生は、一緒に「ふるさと」を歌うおうと誘う。「やっぱり、いい声しているよ」と藤堂先生に励まされた久志は、吹っ切れたよう。心配する母・玲子(黒川芽衣)を初めて「お母さん」と呼ぶ。藤堂先生と大きな声で歌い、「ぐちゃぐちゃだった気持ちがバーっと出て、スーッと消えた。歌っていいなぁと思った」と、裕一や鉄男(中村蒼)に語った。

■オーディションを受けに御手洗が上京

 その後、久志はコロンブスレコードへ履歴書を提出。親友の久志がチャンスをつかむことができるように、裕一は作曲そっちのけでおせっかいを焼いていた。そんなある日、喫茶「バンブー」に訪ね人が…。音の声楽の先生、御手洗(古川雄大)だった。新人歌手オーディションを受けに上京してきたのだ。久々の再会を喜ぶ御手洗と音のもとに、裕一と久志がやってくる。

 久志と御手洗は、互いに応募すると知ると、ライバル心を燃やす。合格できるのは1人だけ。“スター御手洗”と“プリンス久志”の戦いが始まった。裕一は久志が、音は御手洗が受かることを願っていたが、最終的にはふたりが悔いのない戦いができるよう精一杯応援しようと考えていた。そして、久志と御手洗は、無事に書類審査を通過する。

 そして、オーディション当日。久志は木枯(野田洋次郎)作曲の「丘を越えて」を、御手洗は裕一作曲の「船頭可愛いや」で勝負を挑んだ。ほかの候補者も見事な歌唱力を披露した。

 オーディションの翌日、さっそく新聞でオーディションの合格者が発表される。選ばれたのは、帝都ラジオの会長を務める父を持つ18歳、寅田熊次郎(坪根悠仁)だった。

■久志は研究生として契約を果たす

 発表の内容について納得いかない久志は、コロンブスレコードの廿日市に直談判しに乗り込んでいく。秘書の杉山(加弥乃)に頼んでも取り合ってもらえず…。そこへ、合格者の熊次郎が現れ、生意気な態度で御手洗に暴言をはく。

 怒りをあらわにしたのは久志だった。「彼の実力は君の数千倍ある」「人の痛みが理解できないやつに歌を歌う資格があるのか!?」と熊次郎に詰め寄ると、なんと熊次郎は久志に思いきり頭突き…。そんなやりとりを見ていた廿日市は、久志に「研究生として契約してやる」と言い出した。デモの仮歌を歌ったり、新人のかばん持ちをしたり、うまくいけばデビューできる、と。

 「荷物持ちなんて嫌だ」という久志に、「選ばれた以上、輝かなきゃ!」と背中を押したのは御手洗だった。二人は互いを認め合い、久志は御手洗に「必ずデビューする」と約束。その後、久志は研究生としてコロンブスレコードと契約する。

 一方、裕一は、新人歌手のデビュー曲を完成させる。そして、古山家に一人の青年がやってきて…。裕一に向かって突然、「弟子にしてほしい」と頭を下げた。

■6月29日からは出演者による解説放送付きで第1回から再放送

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、収録を約2ヶ月半、中断していた影響で、6月27日の放送をもって、一時休止し、休止中(6月29日~)は第1回から再放送する。しかも、今回の再放送では、出演者による解説放送(副音声)を実施。第1~6回は山崎育三郎が佐藤久志として、第7~12回は松井玲奈が関内吟として、第13~18回は森山直太朗が藤堂清晴として解説。なお、土曜は振り返りではなく、本編を放送する