吉本興業の総本山・なんばグランド花月(大阪・なんば)が19日、劇場の客入れを再開した。3月2日以来、約3ヶ月ぶりとなる。

【写真】ソーシャルディスタンスを取り再開を喜ぶ様子

 コロナ禍により、110日ぶりに観客を入れての公演となる。開演前に桂文枝、西川きよし、中田カウス、桂文珍の4人が会見を行った。文枝は「この舞台にやっと立つことができました」と感慨深げに語る。出席したのは70歳を超えたベテランばかり。文枝が「ベテランの4人。再会できてうれしい」と話すと、カウスは「感染したら危ないのばっかり」と笑い飛ばした。

 きよしは「待ちに待ったこの日が、やっとやってまいりました」と意気軒昂。「これから通常の興行。今こそ、小さなことからコツコツと大きな笑いをみなさんにお約束して頑張りたいと思います」と力を込めた。

 また、4人の間にはアクリル板が設置された。カウスは「人と人とは触れあい。こういうのは初めての経験。(自粛期間中は)ほとんど家にいましたが家というのが1番地獄やと気づきました」と重ねて笑わせた。「大阪は商いの街。元気になっているかどうか、はなんばグランド花月が営業しているかどうか。きょうから、さらに大阪が元気になっていくと思います」と予言した。文珍は「久しぶりになんばグランド花月の舞台に立たせていただいて感無量」と思いを語っていた。

 劇場がオープンすると、セレモニーで桂文枝が登場。温かい拍手に向かえられ「こんなにありがたいことはありません。涙が出そうです」としみじみと口にした。

 858席から112席と大幅に減らしての営業。チケット販売も距離を取って行われた。また、なんばグランド花月のほか、ルミネtheよしもと(東京・新宿)、よしもと幕張イオンモール劇場(千葉・幕張)も観客を入れた営業を再開する。7月12日までは金曜から日曜、週3回公演を行う。