お笑いコンビ、オール阪神・巨人が26日、大阪市内のNHK大阪放送局で、『第71回(2019年度)日本放送協会放送文化賞』の贈呈式に出席し、喜びの言葉を述べた。

【写真】芸能生活55年の五木ひろしも受賞

 1980年代の漫才ブーム以来、テレビ・ラジオおよび劇場の第一線で漫才を披露し、大衆文化としての上方漫才を牽引し続けているオール阪神・巨人。同局の『バラエティー生活笑百科』では、85年の放送開始当初から現在まで出演し続けている唯一のレギュラーであるほか、『上方演芸会』など多くの演芸番組に出演し、放送を通じて上方漫才の継承と普及に大きな役割を果たし、放送文化の発展に貢献してきた。

 オール巨人(68)は「きょうは、僕らふたりだけのためにこのような場をいただき、恐縮しておりますが、本当にありがたく思っています。この放送文化賞は、夢路いとし喜味こいし先生、笑福亭仁鶴師匠といった僕たちが尊敬する先輩方が受賞してきた栄えある賞です。第1回受賞者の徳川夢声先生は、受賞前夜に布団の中でむせび泣きするくらい喜んでいたと聞いています。それだけすばらしい賞をいただいたことに感謝しています。この賞に恥じないようこれからも頑張りたいと思います」とコメント。

 オール阪神(63)は「うちの相方が放送文化賞についてこれだけ調べていたとは私、知りませんでした。このようなすばらしい場を設けていただき感謝申し上げます。NHKで賞をいただいたのは1976年の『NHK上方漫才コンテスト』優秀話術賞以来44年ぶり。その間NHKさんは何もくれへんかったな…いや『 バラエティー生活笑百科 』に放送開始からずっと出演させてもらっていますわ。これからも頑張りたいと思います」

 この賞は、1949年度(昭和24年)に放送開始25周年事業として創設したもので、放送事業の発展、放送文化の向上に功績のあった人たちに贈呈。受賞者は今回の7組をあわせて464組となる。

 受賞者の選考は、NHK副会長が委員長を務め、池端俊策氏(脚本家)、今井秀樹氏(東京大学名誉教授)、大石芳野氏(フォトジャーナリスト)、鳥飼玖美子氏(立教大学名誉教授 、二木謙一氏(國學院大學名誉教授)とNHKの理事の5人の計11人を委員とする選考委員会で行われ、これを受けてNHK会長が決定。受賞者には佐藤忠良氏作のブロンズ像「ふたば」と副賞が贈られた。

■『第71回日本放送協会放送文化賞』受賞者

五木ひろし【歌手】
オール阪神・巨人【漫才師】
小笠原左衛門尉(さえもんのじょう)亮軒(りょうけん)【園芸研究家、園芸文化協会会長】
橘芳慧【日本舞踊家】
中村吉右衛門【歌舞伎俳優】
藤井敏嗣【東京大学名誉教授】
村岡裕明【東北大学名誉教授】