『トイ・ストーリー4』に続くディズニー/ピクサーの最新作『2分の1の魔法』(近日公開)。本作は、ピクサー史上初めて“魔法”をテーマにして描かれている作品だが、制作陣はディズニーでも人気が高い『アラジン』『ピーター・パン』の表現を参考にしていることを明らかにした。

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 本作の主人公・イアンは、生まれる前に亡くなったお父さんに一度でも会えれば自分が変われると思っている内気な少年。実は隠れた魔法の才能があり、その力でお父さんを蘇らせるが、失敗。復活したのは、お父さんの足だけだった。完全に蘇らせる魔法を探す旅に出るイアンは「ものを浮かせる魔法」「見えない橋を渡る魔法」「お父さんを蘇らせる魔法」などが描かれる。

 ここで、ピクサー制作陣は、目に見えない魔法をどう表現すればいいのかを考え、過去のディズニー作品を見直した。そこで『アラジン』『ピーター・パン』では“作品にあわせた独自の魔法”が描かれている共通点を見つけた。『アラジン』では魔法のじゅうたんやジーニーの魔法、『ピーター・パン』はティンカー・ベルの粉をかけるとウェンディたちが飛べるようになるなど“魔法”が作品に重要な要素となっている。

 魔法表現を手がけたヴィンセント・セリテラ氏は「ピクサーで最も大切なのは徹底的なリサーチ」とし「本作でもお父さんに会うためのストーリーや世界観だからこそ描ける魔法にしたかったから、イアンが成長するにつれて少しずつ自信をつけていくと、魔法の強さも比例して、強い魔法を使えるようにしたんだよ」と話す。

 メガホンをとったダン・スキャンロン監督は「イアンが魔法を使うためには、自分自身を信じる必要があるんだ。自分だけでなく、誰かを信じる気持ちも大切。だからどんな魔法を使うにせよ、イアンは魔法を使い挑戦し続けることで成長できるんだ」とお父さんに会いたいイアンの成長に必要なものとして“魔法”をテーマにしたと説明している。