NHKで放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)で、女優の門脇麦が演じるオリジナルキャラクター(架空の人物)・駒の命の恩人が第10回(22日放送)で明らかになった。

【写真】『第10回』光秀は那古野城へ派遣される

 京で負傷した明智光秀(長谷川博己)に付き添って美濃に行ったはいいが、手の届かない相手だと思い知ることになった駒。初めての恋はそう簡単に吹っ切れるものではなく、京に戻っても心ここにあらず。遠くから聞こえる旅芸人一座の笛や太鼓の音に引かれるように、ふらふらと出かけていく。

 一座が興行の準備をしているところで、駒は綱渡りの技を披露する。戦による火事で両親を亡くしたあと、旅芸人の一座の元で育てられ、芸を仕込まれていたのだ。

 綱の上でバック転を決めたこのシーン、ワイヤーを使って門脇自身が演じていた。放送後、番組公式ツイッターで門脇のコメントを投稿。「まさかワイヤーアクションをするとは…。回転そのものより、回転後のロープへの着地に苦戦しました。駒は一体何者なんだろうと思いながら、カツラが取れませんようにと祈りつつ、ひたすら回転しました」。

 そんな駒をにこやかに見つめていたのが、伊呂波太夫(尾野真千子)。駒の姉代わりで、今は一座の主となったと太夫と駒は5年ぶりの再会を喜ぶ。団子を食べながら、駒は好きなった人が手の届かない人だったことを打ち明けると、太夫は「つらいことがあれば必ずよいことがある」と励ますのだった。

 冒頭にド派手な衣装で登場した太夫役の尾野のコメントもツイッターで紹介。「着物を3枚重ね着しています。しかも高さ10センチ以上の下駄を履いているんです。これがまた動くのが大変で、1つ壊してしまいました(笑)」と、舞台裏を明かしている。

 さらに駒は、火事の中から助けてくれた侍が美濃の人だったとわかったと話すと、太夫は駒を一座に連れてきた侍の紋が、桔梗だったことを明かす。光秀の母・牧から礼としてもらった扇子には桔梗紋。光秀は、その扇子は父の形見の一つだと、言っていた。駒の命の恩人は、光秀とつながりのある明智家の侍だったことが判明するオリジナルパートが描かれた。

 一方、天文十八年の末、今川義元(片岡愛之助)が尾張との国境にある安城城に侵攻。城は落ち、守っていた織田信広(佐野泰臣)が捕らえられた。そこで義元は、織田信秀(高橋克典)の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代(岩田琉聖)と信広の人質交換を要求する。美濃の斎藤道三(本木雅弘)は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚え、光秀に帰蝶(川口春奈)を通して動向を探るよう命じる。帰蝶のいる那古野城で、光秀は織田信長(染谷将太) と再会を果たした。