NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月~土 前8:00 総合ほか)。第23週「揺るぎない強さ」(第133回~第138回:3月9日~14日)を振り返る。

【写真】『スカーレット』第23週の名場面

 武志に本当の病名を告げられないまま迎えた、昭和59年(1984年)正月。喜美子(戸田恵梨香)の家に八郎(松下洸平)、武志(伊藤健太郎)をはじめ、百合子(福田麻由子)ら家族が集い、賑やかに過ごす。喜美子は明るく振る舞うものの時折、不安が押し寄せる。話題は武志が研究所を修了した後の仕事に。陶芸家となる勉強を続けたいという武志。喜美子と八郎はそれぞれ助言する。武志はフカ先生から届いたハガキに描かれた絵からインスピレーションを得る。

 医師の大崎(稲垣吾郎)から武志がひとりで病院を訪ねたことを聞いた喜美子は、武志に本当のことを話すため、意を決して武志のアパートへ。すると石井真奈(松田るか)という若い女性と鉢合わせ、一緒にたこ焼きを食べることに。武志の部屋で見つけた医学書には、白血病のページに付せんがあり、武志が自らの病気に気づいていることを知る。

 母である自分が病名を告知しようと決意した喜美子は、「武志の病名は白血病や」と伝える。自分の余命が3年から5年だと知った武志は平常心を装おうとする。そんな武志に喜美子は「死なさへん、絶対に死なさへんからな、お母ちゃんが生かしたる」ときっぱりと言い切るのだった。

 武志が応募した次世代展の結果は残念ながら落選。武志は自棄になり、友人たちの前でいつもより飲みすぎてしまう。一方、喜美子は、次世代展のお祝いのつもりで集まった直子(桜庭ななみ)、百合子(福田麻由子)、八郎(松下洸平)に武志の病気のことを打ち明け、ドナー検査のお願いするのだった。

 薬の量を増やすため、いったん入院して治療することになった武志。八郎を含めた他の人に、病名を知られたくないと訴える。喜美子は大崎に相談し、揺れ動く患者の心に寄り添おうとする姿に、自分も力を得る。

 八郎とともにドナーになれるかどうか検査を受ける喜美子。直子や百合子も協力を申し出る。入院中の武志は、ジョージ富士川の絵本を読んで思いを巡らせ、みんなに病気のことを打ち明けて、前向きに闘おうと決めるのだった。