新型コロナウイルスの影響で、先月22 日(金)から臨時休館中のピューロランドおよびハーモニーランド(※2020年3月14日現在)。休館中である3月1日、サンリオの懐かしいキャラクター6名で結成された新ユニット「はぴだんぶい」の無観客ライブが行われて話題に。この「はぴだんぶい」とはどんなユニットなのか?メンバーのポチャッコとバッドばつ丸に独占インタビューを試みた。

【写真】無観客ライブについて熱く語るポチャッコとばつ丸のインタビューショット

■“不遇の時代”もあった男の子キャラ6人ユニットで「みんなをちょっとハッピーにする」

 ポチャッコ、タキシードサム、けろけろけろっぴ、バッドばつ丸、ハンギョドン、あひるのペックル……すべてサンリオの男の子キャラで結成された「はぴだんぶい」は、活動の第1弾としてバンドに挑戦。ロックバンドKALMAからの楽曲提供を受け、3月1日にデビュー記念LIVEイベントを行った。ライブは無観客で行われたが、その模様がweb上で配信され思わぬ盛況に。Twitterでは「知らなかった」「アラフォーでもついていける優しい世界」「歌も演奏も最高。元気出たー!」「もう可愛すぎて、ずっと頬がゆるみっぱなしでした」「落ち着いたら生のライブも絶対見たい」など、たくさんの熱いメッセージが寄せられている。

――“自分にスポットライトが当たらない時期”もあったかと思いますが、そういう時期はどうしていましたか?
【ばつ丸】みんなから見たら当たってないように見えたかもしれないけど、オレ様はどんな時期だってどんな舞台だって一生懸命だったって胸はって言える。そんなオレ様を見て応援してくれるみんながいたから頑張ってこられたんだ。

――「自分らしさを大切にしてきたことで人気を取り戻してきた」そうですが、みなさんの「自分らしさ」とは?
【ポチャッコ】僕はよくおっちょこちょいって言われるよ。お散歩が大好きなんだけど、ついつい寄り道しちゃうんだ。ばつ丸は、いたずら好きでツンデレ。あまのじゃくだけど、ほんとはいいコなんだよ。そうだよね?
【ばつ丸】フンっ!
【ポチャッコ】サムくん(タキシードサム)は、ロイヤルなかんじがするなぁ。
【ばつ丸】アイツはおぼっちゃまだからな!
【ポチャッコ】ハンギョドンは、普段は静かなんだけど、実はとってもロマンチスト。ペックル(あひるのペックル)はお人よし!けろっぴ(けろけろけろっぴ)はいつも前向きで、元気いっぱいだよ。
【ばつ丸】俺たち、個性が渋滞してるな!

――各キャラクターのデビュー年に幅がありますが、上下関係はありますか?
【ポチャッコ】上下関係はないよ。ぼくたちはみんなで一つのユニットだから、同じ目線に立って同じ目標を目指す仲間なんだ。

――ライバルとなるバンドはいますか?
【ポチャッコ】同じサンリオのSHOW BY ROCK!!のパフォーマンスはすごくカッコよくて、バンド活動の先輩として尊敬しているよ! 僕たちもあんな風に演奏できるようになりたいなぁ。

■キャラクター大賞ではポチャッコが5位、ペックルは「香港で」1位

 はぴだんぶいのメンバーは、いずれも1980~1990年代に活躍したキャラクター。2000年代にはマイメロディやシナモロールなどの人気キャラに押され、ほとんど商品開発されない“不遇の時代”もあったという。しかし近年、懐かしブームの波に乗って人気が回復してきた。「サンリオキャラクター大賞2019」の総合順位で、ポチャッコの5位を筆頭に、タキシードサム10位、けろけろけろっぴ11位、バッドばつ丸12位、ハンギョドン18位とそれぞれ健闘。23位だったあひるのペックルは、海外順位の香港で1位に輝く快挙を見せている。

――キャラクター大賞の順位が上がってきたことで、気持ちに変化はありましたか?
【ポチャッコ】僕は僕で変わりはないけど、順位が上がってきてるってことは、それだけ僕を好きでいてくれるお友達が増えてきているわけだから、純粋にうれしかったよ。

――「ちょっと地味でもさ、自分の個性を信じてやっていれば、きっとうまくいくよ」というメッセージを掲げていますが、“地味”を受け入れる秘訣とは?
【ばつ丸】オレ様は自分のこと地味だなんて思ってないぞ!!
【ポチャッコ】そう、みんな地味を受け入れてるってわけじゃないよ。自分らしくしてるだけ。ただ、そんな僕のこと「好き」って言ってくれたり、認めてくれるお友達がいると楽しいなって思えるんだ。

――はぴだんぶいがみんなに伝えたいことは?
【ポチャッコ】いろんな悩みを抱えているみんなに「大丈夫! 君は君のままで、きっとうまくいくよ」って伝えたいな。僕たちも、そうやって自分らしさを大切にしていたら、こうやって楽しいことにチャレンジできるようになったから!

――はぴだんぶいとしての夢を教えてください。
【ばつ丸】夢はでっかく世界進出! ハンギョドンは中国生まれだし、サムの英語力を生かせば夢じゃないと思うんだ! オレたちのメッセージを世界に伝えていこうぜ。実はペックルは香港で大人気なんだよな!

■コロナウイルスの影響を受けて「サンリオとしてできること」

 「はぴだんぶい」の名前には「ハッピーになりたい男子たち、V字回復をねらう」という意味が込められている。サンリオ担当者は「彼らの魅力をもっと多くの方に知っていただき、応援してほしい。単に“かわいい”だけではなく、個性を持ったキャラクターとして認知していただき、彼らをより身近に感じていただければうれしいです」と話す。

この6人が選ばれた理由としては「サンリオとして最近スポットライトを当てられていなかったキャラクターを選びたかったことと、サンリオとしては珍しい男の子キャラクターに絞って選びたかったことです」とのこと。ハローキティやシナモロールといった定番の人気キャラだけでなく、彼らのようにトップ3以外のキャラも大切にしているサンリオ。不遇の時代を乗り越え、再び人気を取り戻した「はぴたんぶい」を通して、悩みや不安を抱える人たちに「大丈夫! 君は君のままで、きっとうまくいく。」というメッセージを発信し、「みんなをちょっとハッピーに」する活動を行っていくという。

――はぴだんぶいのデビューは無観客ライブになりましたが、無観客でやると決めたときのお気持ちを聞かせてください。
【担当者】楽しみにしていただいているファンの方々に直接お披露目できる機会がなくなってしまって残念ではありましたが、TwitterからのLIVE配信にすることで、より多くの方に見ていただく機会にできると思い、ポジティブに準備を進めておりました。

――無観客ライブが決まってから、どんな対応をされましたか?
【担当者】ライブ配信用に進行内容を変更し、配信中にコメントを募集するなど、ファンのみなさんとコミュニケーションをとれるような演出を心掛けました。ライブ配信については、どうしても十分な画質でお届けできないことが予想されたので、後日YouTubeで見ていただけるように別カメラでの録画の準備をしました。

――ピューロランドも休館になるなど世の中に娯楽が少ない中で、無観客ライブをやることの意義を教えてください。
【担当者】イベントの中止を決定した際、サンリオの企業理念である”Small Gift Big Smile”を届けるためにできることは何だろうかと考えた結果が、今回の無観客ライブ配信でした。1日も早く事態が沈静化し、またファンの皆様の前でパフォーマンスできる日が来ることをはぴだんぶいのメンバーと一緒に祈っています。