テレビ朝日で放送中の360°ドラマ『鈍色の箱の中で』。第5話は7日深夜3時5分から放送。放送直前の同日午後8時からは、「『鈍色の箱の中で』最終章突入スペシャル #ニビハコ生配信」と題したライブ番組の配信も決定。主要キャスト総出演で物語の行方を語り合う。

【写真】第5話の気になる場面

 同じ分譲マンションに住む幼なじみの高校生たちの初恋をテーマに、桜井美羽(久保田紗友)を中心に、辻内基秋(萩原利久)、真田利津(神尾楓珠)、高鳥あおい(岡本夏美)、庄司悟(望月歩)の複雑な感情を描く本作。

 先週放送された第4話では、美羽が基秋と河野綾芽(筧美和子)が抱き合っているところを目撃するという衝撃のシーンからスタート。美羽は基秋の気持ちが自分に向いていないという現実を突きつけられ、悲しみに打ちひしがれる。利津は、泣き崩れる美羽に強引にキスし、幼い頃からずっと胸に秘めてきた「好きだ」という気持ちを初めて伝えるのだった…。しかしその利津の美羽への想いもやはり一方通行でしかなく、利津は行き場のない想いをあおいにぶつけることに…。

 あおいは利津をどうにか救いたいと、利津のそばを離れられず、そのまま身をゆだねることに。あおいと付き合っている悟は、あおいの態度の変化を敏感に感じ取り、胸騒ぎを覚えるが、あおいと利津が一線を越えたという事実を直接利津から告げられ、大きく動揺することに。そしてクライマックスでは激しい腹痛に襲われたあおいが救急車で運ばれるという衝撃の展開となった。

 第5話では、あおいが病院へ運ばれた原因が判明。さらに利津の複雑な家庭事情も明らかになり、利津の心無い言動の裏に隠された悲しい真実が判明する。そして家の中にも美羽の心の中にも自分の居場所がないと感じた失意の利津は、マンションの屋上である行動にでることに!? 一方、別の思惑がある綾芽は、「彼氏さん、少しお借りしてもいいかしら?」と美羽に挑戦的に声をかけたうえ、マンションの集会室のソファーで基秋に強引にキスを迫る。クライマックスには「ニビハコ」史上最も切ない(!?)利津の涙のキスシーンも。

 本作は映画『うちの執事が言うことには』(2019年)をはじめ、映画やテレビドラマで活躍中の久万真路氏が全話を監督。「キス」を軸に展開していくこともあり、キスシーンの撮影には監督なりのこだわりがあった。

 「ドラマや映画の撮影では、普通、キスシーンは特別なものなので本番だけしかしないこともあるのですが、キスがテーマの作品ということもあって、ごまかさずに真摯に取り組みたいと思い、リハーサルの段階から本当にキスしてもらったら、結果的にすごくいいキスシーンが撮れました」と、久万監督。

 特に第5話のキスシーンはシチュエーションが特別なものばかりで、キャストの演技をどう引き出すか、考えながら撮影に挑んだとのこと。

 「基秋が綾芽に無理やり唇を奪われるところがいいですね(笑)。無理やり奪われるキスは、キスだけど溺れているようなキスで、好きでした。萩原くんは、自分に好意を寄せる美羽の想いに、全く応えない、という役をどう演じようかと悩んでいたと思います。何を考えているかわからないことが似合う役者は少ないと思うのですが…、基秋を萩原くんが演じてくれたことで、何を考えてるかわからないけど『何かあるんだろう』というキャラクターを作ってくれました」

 美羽と利津のキスシーンについては、「クランクイン前から、神尾くんにはキス番長になってもらって、リーダーとして引っ張ってもらえたらと思っていました。神尾くんがキス番長として躊躇なくキスしていたので、負けず嫌いの久保田さんからは、絶対やりきる!という意気込みを感じました」とコメントしている。