俳優の石橋蓮司(78)、佐藤浩市(59)、桃井かおり(68)らが9日、都内で行われた映画『一度も撃ってません』(4月24日公開)の完成報告会に出席した。

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 今作で石橋は“18年ぶり”に映画主演を飾る。そうそうたる顔ぶれが脇を固め、石橋との共演秘話に花を咲かせるなか、佐藤は「最初に『石橋蓮司、最後の主演作』というお題目で阪本監督から誘われた」と暴露。阪本順治監督が「そんな風には言ってないですよ。“かもしれない”と…」と釈明すると、「僕の勘違いだったかな? すいません!」と笑い飛ばした。

 そんな裏話を知った石橋は「こういう作品は、昔のB級作品のようにひっそりと上映して、ひっそりと評価されるべき映画。ただキャスティングを見たときに、これはちょっと困るんじゃないかと。とてつもない人が出ることになって、どうやってこの人たちを説得したのだろうと思っていたけど、『石橋蓮司さんの遺作になるかもしれない』と、監督と制作部が集めたのか」と納得した表情に。

 続けて「撮影中は“生前葬”のような雰囲気でやらせていただきました。皆さん長い間、お世話になりました」と自虐的なジョークで笑いを誘うと「ちっとも主演として大事にされない。一番、朝が早いし、終わるのも一番遅い。お酒も飲めないし、ちっともいいことなかった。二度とやりたくない」と終始“蓮司節”をさく裂させていた。

 会見にはそのほか、大楠道代、岸部一徳、江口洋介、妻夫木聡、新崎人生、井上真央、渋川清彦、前田亜季、小野武彦ら豪華共演陣がズラリ。桃井は「本当に隅々まですごい俳優が集まれたのは、蓮司がどれだけみんなに尽くしてきたかと言うことだと思いますし、阪本監督じゃなければ、これは実現しなかった。日本の映画の良心があるなと思います」と目を輝かせていた。

 同作は、理想のハードボイルド小説を極めるために殺しの依頼を受け、その暗殺の状況を取材している“ハードボイルド気取りな小説家”の市川進が、妻や友人を巻き込んだ人生最大の騒動を巻き起こす大人のハードボイルドコメディー。