俳優の斉藤淳、女優の佐藤あかりが2日、都内で行われた舞台『マクベスの悲劇』見どころシーン初公開&記者会見に出席。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を危惧し休演する劇団も相次ぐ中、本公演を実施するにあたり出演者らが心境を語った。

【集合ショット】斎藤淳、佐藤あかりら出演者が集結!

 この時期に演劇を上演する主演マクベス役の斉藤は「今問われているのは、自分たちが演劇をやるのはどういうことか、それぞれ覚悟を問われていると思う。今の僕の言葉で正直に言うならば、やれるならやる。やりたかったけど、やれなかった人たちもいた。それも巡り合わせだと思っている。カンパニーによっても事情がさまざまある中で、僕たちは、やれるならやるというのが今の思い」とと本音を漏らした。

 マクベス夫人を演じる佐藤は斉藤の意見に同意しつつ、「病気になられた皆さま、ご家族にはいろいろと思いがあると思う。私たちがこうしてお芝居を打とうと思えること、準備をできることに感謝して、当たり前ではないんだなという気持ちでしっかり取り組んでいきたい」と上演できる喜びをかみ締めた。

 宮崎健社長「新型コロナウイルスの影響で公演を中止するカンパニーもあるが、俳優座としては審議を重ねた結果、お客さまが1人でもいらっしゃるならば演劇の熱を絶やしてはいけないと思い、公演を行うと全員で決めた。厚生労働省と連絡を密に取りながら、万全の対策を期している。お客様には安心してご観劇いただけるよう配慮している」と説明した。

 本作は、観客と俳優で作り上げる新訳『マクベスの悲劇』。時代を映す鏡と言われるシェイクスピア作品。1人の人間が尊厳を持って“生きる”ための命題を問う。おとぎ話ではない夫婦の物語が、400年の時空を超えて蘇る。15日~31日まで、東京・劇団俳優座で行われる。

 本作が劇団俳優座で上演されるのは41年ぶり。斉藤は「かつては俳優座と言えばシェイクスピアというイメージが世間にはあった。今や俳優座にとっては“挑戦”になっている思いが僕の中ではある」と思いを吐露。「けいこが佳境に入っていく時期。マクベスという人間は一体何者なのか模索している最中という感覚がある。彼自身は何を信念に持って、最後死を迎えるまで戦い続けるのか、その答えをけいこの間に見つけたい」と覚悟を語った。一方、佐藤は「マクベス夫人は古今東西、いろんな女優さんが演じ、そして憧れてきた役を演じことに喜びと恐れを持ってしっかりと務めたい」と気持ちを新たにしていた。

 また「ORICON NEWSを見た」と伝えれば、チケットが割引される。