「国際小児がんデー」のチャリティーイベント「LIVE EMPOWER CHILDREN 2020」が、東京国際フォーラムで開催。「小児がんの子どもたちの役に立てることがあれば!」という気持ちが強いアーティスト、Every Little Thing、倖田來未、ピコ太郎、木山裕策ら11組が参加して、約2時間半のライブを披露し観客3500人を盛り上げた。

【ライブ写真】ステージでノリノリのピコ太郎&ELT

 開演前の囲み取材に参加したMCのキャイ~ン・天野ひろゆき、ピコ太郎、木山ら。イベントの趣旨に賛同した理由についてピコ太郎は「小児がんで困っている方がいるのですが、なかなか目に付く機会がない。その中で『子どもたちが笑っていなきゃ意味がないな』と思い、この話をもらった瞬間に『即OK』と」と説明し「これを機会に(小児がんについて)『知ろう!』と、無知は罪だと思っていますので、知るチャンスになっていただけたらと思います」と呼びかけた。

 子どもの笑顔のエピソードについては、ウガンダでの出来事が印象的だったと告白。「孤児院のダンスグループがありまして、言語は英語なのですが、子どもたちはまだ英語をうまくしゃべれなかったりする。その中で『PPAP』をやろうとしたら、親も見たことない、兄弟もわからない中、子どもたちがワイワイ笑っているんですよね…」と言葉がうまく通じなくても笑わすことができる歌の力の気づいたという。

 「その時に『地球って広いんだな』と思いました。帰り際、別れる時はちょっと泣いていたり…。子どもって基本的には自分の感情にはうそをつかない。『(今後)どうやって、連絡を取ればいいの?』と聞かれたのですが、(彼らは)パソコンもメール、ツイッターのアカウントもない。その時『YouTubeにコメントを書く』と言ってくれた時に、『子どもに笑ってもらわないと、大人じゃないな』という思い、その状況を作るのは音楽が強いんです」と海外での経験談を伝えた。

 参加アーティストはそれぞれ自身の持ち曲などを披露するが、その中でエンディングは全員で名曲「We Are The World」を披露する。各パートが振り分けられており、ピコ太郎は「僕はボブ・ディラン。來未ちゃんが、シンディ・ローパー」とニヤニヤすると、木山は「僕はマイケルジャクソン…。めちゃくちゃキーが高いんですよ。死ぬ気で歌います」と赤面。

 そして本番が始まるとピコ太郎、木山らは各々熱唱。倖田はトークタイムで、客席に子どもが多いことから「小っちゃいお子ちゃまは、私のことを知っている方がいるんでしょうか?」と呼びかけながら「どうも~、倖田來未でぇ~すぅ!やしろ優ちゃん的な?どうですか」と、お笑いタレント・やしろ優がやる自身のものまねを披露し会場を笑わせた。そして歌い終えると、MCの天野から「上沼恵美子さんかな?という流暢なしゃべり…」と盛り上げ方を絶賛し「やしろ優と違いますよ!」と話した。

 最後は木山が心配していた「We Are The World」を全員で歌唱。アーティストはもちろん、会場一体となって2時間半のライブを締めくくった。

 同イベントは、小児がんの子供たちとその家族の支援を目的としたもの。2月15日は「国際小児がんデー」の日で、小児がんへの意識を高めるため日本各地でキャンペーンが実施されており、ここではアーティスト11組が小児がんの子供たちを音楽で元気づけるために開催。会場に来られない子に向けて国立成育医療研究センターにてパブリックビューイング、治療でベットから起き上がれない子のためにタブレットも用意し、寝ながらライブ鑑賞できる施策もした。

■参加アーティスト&セットリスト
岩越涼大
・fly
DEEP SQUAD
・Get with you
・~Tejina~
ピコ太郎
・PPAP
・I’m standing
・I LIKE OJ
・PPAP ライブエンパワーVer.
Da-iCE
・この曲のせい
・YOU&I
木山裕策
・幸せはここに
・home
尾崎裕哉
・サムデイスマイル
・I LOVE YOU
新羅慎二(若旦那)
・純恋歌
・応援歌
・何か一つ
moumoon
・にじ
・うつくしい人
サンプラザ中野くん
・旅人よ~The Longest Journey
・Runner(平成30年Ver.)
倖田來未
・WIND
・You’re So Beautiful
Every Little Thing
・Dear My Friend
・START
エンディング
・We Are The World