プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也さんが11日、死去した。84歳だった。野村さんと親交のあった演歌歌手の細川たかし(69)が訃報に接してのコメントを発表した。

【写真】妻・沙知代さんを思い涙を流す野村克也さん

 昨年5月に行われた細川の新曲「冬嵐」と、弟子・彩青(りゅうせい)の発表会に野村さんは駆けつけ、“チーム細川”の監督に就任。「中学生のときに音楽部に入って、俺も歌手になりたかったんだよ」と驚きの事実を打ち明けるなどしていた。

 コメントで細川は「人生の偉大な先輩で有り、また日本球界をけん引してこられた野村克也様に心よりご冥福をお祈り致します」と追悼。「監督には弟子の杜このみ、彩青をデビューから可愛がってもらい本当にありがとうございました。感謝申し上げます」と愛弟子の分も含めて感謝の言葉を並べていた。

 また、サンドウィッチマンの伊達みきおはブログを更新。数多くの思い出を書き記した後に「楽天イーグルスの礎を作って下さった名将。大好きだった僕のおじいちゃんにどことなく似ていたので、勝手に親近感がありました」と特別な思いを抱いていたことを明かし「スポーツ番組でもバラエティでも、雰囲気によって場に合わせたコメントを言う…。あんなにメディアから愛された監督は他にいないです」と思いを寄せた。

 TBS系スポーツニュース『S☆1』で共演していたタレントの小島瑠璃子も事務所を通じてコメントを発表。「監督ともう会えないんだと思うと本当に胸が苦しいです」と今の心境を明かす。そして「監督の野球への情熱と愛、お茶目な笑顔、沙知代さんと手を繋いで球場を歩いていた姿、忘れません。天国で沙知代さんとまた仲良く暮らしてくださいね」と天国に呼びかけた。

 野村さんはテスト生として1954年に南海に入団。その後はロッテ、西武で捕手としてプレーした。巧みなインサイドワークと強打で知られ、65年には戦後初の三冠王を獲得。現役を45歳まで続け、通算3017試合出場は歴代2位。本塁打王9回、首位打者1回、打点王7回という輝かしい成績を残した。

 南海では73年に監督兼任でリーグ優勝。90年にヤクルトの監督に就任するとデータを用いた“ID野球”でリーグ優勝4回、日本一3回という結果を残した。その後に阪神、楽天でも監督を務め、勝てるチームの礎を築いた。