シンガーソングライターの矢井田瞳が、デビュー20周年記念ツアーの幕開けとなるライブ「Keep Going」を8日、東京・六本木EXシアターで行った。新曲に加え、自らのヒット曲をアコースティックギターバージョンで新録、昨年来シングル、アルバムとして発表してきたラインナップを中心に全20曲を2時間にわたって熱唱した。

【写真】20周年記念ツアー初日ライブで全20曲を熱唱した矢井田瞳

 「半年前から1曲目は決めていた」(矢井田)という「How?」でオープニングを飾った。メジャーデビュー前から自らの代名詞として歌っていた曲だ。続く「Ring my bell」から「Look Back Again」までの6曲、バイオリンとキーボードを加えた編成のバラード「Over The Distance」まで、客席は惜しみないヒット曲のオンパレードを噛みしめながら聴き入っている印象だ。
 
 「この記念ライブで選んだ曲を、アコギ3本でどこまで聴かせることが出来るのか」(矢井田)が、ひとつ大きなテーマだった。「Buzzstyle」はアコギでエフェクトを多用する高高ならではギタープレーが加わったことで、オリジナル以上のインパクトを残した。高高のバックアップは「本当に頼もしかった」という。20曲中9曲がこのライブで初のお披露目。高高の2人は、「緊張したけど、イメージどおり演れたんじゃないか」と振り返った。昨年春の出会いからこれまで、夏フェスやカウントダウンなどで場数を踏んできた、息の合う一体感を感じた。
 
 張りのあるハイトーンボイスは20年経った今もまったく衰えがない。「10年経ってくらいで様々な壁にぶつかった」と音楽活動を振り返るが、一方、いろいろな人との出会いに救われ、それを乗り越えてきたとも。活動を本格的に再開した今は、新人のような新鮮な気持ちなのだという。

 ステージの後半は「アンダンテ」のイントロから客席は総立ち。デビュー曲「B’coz I Love You」で興奮は頂点に達した。20年分を20曲に凝縮して一気に聴かせた。「きょうはまだ初日、これからどんどんクオリティを上げていくので楽しみにしてほしい」。ライブ後、爽やかな表情で語ってくれた。


「“20 th Anniversary” 矢井田瞳ワンマンライブツアー」
2/8 EXシアター六本木(東京)
2/11 名古屋・ダイヤモンドホール
2/14 東京・浜離宮朝日ホール
2/23 大阪・大阪市中央公会堂
2/24 大阪・大阪市中央公会堂
3/22 福岡・DRUM LOGOS

「yaiko×takataka」ライブツアー『3-triangle-』
3/28 茨城・日立シビック天球劇場
3/29 群馬・高崎達磨寺大講堂
4/4 栃木・高根沢ちょっ蔵ホール
4/18 大阪・南海浪切ホール


最新アルバム『Keep Going』(2020.2.12)
1.B’coz I Love You
2.Go my way
3.Ring my bell
4.Over The Distance
5.Look Back Again
6.I’m Here Saying Nothing
7.Cheer for you
限定盤(CD+DVD)/通常盤(CD)
※限定盤のDVDには、2000年から2008年までに発表されたライブ映像を厳選。デビュー間近の大阪でのライブや、イギリスでのライブハウスツアーの映像、ドーム公演などが収録されている。また、副音声で矢井田瞳本人が当時を振りかえるトークも楽しめる。