俳優の成田凌が『第41回ヨコハマ映画祭』の主演男優賞を受賞し、2日に神奈川県内で行われた表彰式に出席。成田は「横浜という地は温かくて、ドラマ、映画のロケでよく使わせていただいてる。このような場ですてきな賞をいただけてうれしい」と思い出の地での受賞に感慨もひとしおだった。

【写真】最優秀新人賞の山田杏奈、瀧内公美ら受賞者

 スピーチで「受賞したことで僕の芝居がうまくなるわけではありませんが…(笑)」と冗談を交えつつ、「もっとちゃんとやっていかなきゃいけないな、という覚悟をもらうのと同時に、大好きな映画界に『いてもいいんだよ』と言われているような気がする」と笑顔を見せた。

 演じる上で心がけていることを問われ、「僕の意思なんてどうでもいいと思って、いつも芝居をしている」と本音を吐露。「監督に言われたこと、その場で感じたことをやっている。フラット、ニュートラルにいるようにしている」と役者としてのスタンスを語った。

 これまでの俳優人生を振り返り、「今までの5年間の役者人生ですてきな人にいろんなことをもらってばっかりだった。デビューの時は津川雅彦さんという素晴らしい方にお芝居を教えてもらった」としみじみ回顧。「『辞められないな』というのがあるので、死ぬまで成田凌という人間と作品を残していきたい」と決意を新たにした。

■『第41回ヨコハマ映画祭』の主な受賞結果は以下の通り。
作品賞:『火口のふたり』(荒井晴彦監督)
監督賞:石川慶監督『蜂蜜と遠雷』/今泉力哉監督『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』
森田芳光メモリアル 新人監督賞:片山慎三監督『岬の兄妹』
脚本賞:阪本順治『半世界』
撮影賞:四宮秀俊『宮本から君へ』『さよならくちびる』
主演男優賞:池松壮亮『宮本から君へ』
主演女優賞:門脇麦『さよならくちびる』/小松菜奈『さよならくちびる』
助演男優賞:成田凌『愛がなんだ』『さよならくちびる』
助演女優賞:池脇千鶴『半世界』
最優秀新人賞:瀧内公美『火口のふたり』/鈴鹿央士『蜂蜜と遠雷』/杉田雷麟『半世界』/山田杏奈『小さな恋のうた』
特別大賞:荒井晴彦