『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画『ミタマセキュ霊ティ』のコミックス第1巻が4日に発売される。これを記念して作者・鳩胸つるん氏と担当編集者が、作品制作の過程でいろいろと揉めた裏エピソードを明かした。

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 同作の主人公で超霊媒体質の女子高校生・羽瀬玲奈(ハゼレナ)は、100体弱の背後霊を持つが、幼少期から慣れてしまっているため幽霊に困ることなく暮らしていた。そこに玲奈を守ろうと「セキュ霊(レ)ティ」を名乗る御霊浄(ミタマジョー)という男が現れ行動に巻き込まれる除霊アクションギャグ。

 昨年9月より連載がスタートし鳩胸氏は「今でこそミタマミタマ言って馴染んでいますが、私は最初この漫画のタイトルを『あっちに行ってく霊』にしようとしていました。このタイトルを思いついたときはこれしかない!と思って鼻息が止まらなかったのですが、担当編集玉田さんに止められまくってしまいました」と裏話を展開。

 「こちらとしては一回提案した意地もあって、なんで止めるんだって思いましたが、今では止めまくってくれたことを心の底から感謝しています。『あっちに行ってく霊』では確実に全2巻で終わってましたからね。どうかしてましたわ。バグった漫画家を止めてくれる存在、それが編集者なんですね」と担当編集者に感謝しつつも「ちなみに『ミタマセキュ霊ティ』というタイトルも一回止められた記憶がぼんやりありますがたぶん気のせいだと思います。単行本、何卒よろしくお願いいたします」とギャグ漫画家らしくボケている。

 担当編集者も鳩胸氏との思い出を語り「打ち合わせで会話にあがる目標はお笑い芸人『笑い飯』さんのダブルボケ漫才。ボケに対してボケで返し、どんどんエスカレートして熱を帯びていく展開に惚れ込んでいました。笑い飯さんを最大にリスペクトする鳩胸つるん先生が描いた今作が、果たしてダブルボケギャグになっているか否か、ぜひ、その目で確かめてみてもらえたらと思います」と呼びかけつつ「ペンネームをつける際に、漫画の内容以上に先生と担当で白熱した議論になったのも、今では良い思い出になっています。あの時は、変なペンネームだと反対してごめんなさい…」と謝罪した。