俳優の桐谷健太と東出昌大のダブル主演するテレビ朝日系木曜ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』(毎週木曜 後9:00)の第3話がきょう30日に放送される。初回は1月期の民放ドラマ(午後8~10時台)2位の番組平均視聴率12.0%を記録(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。ところが、第2話の放送日(23日)、同日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に東出のスキャンダルが掲載されるという、まさかの逆風に見舞われた。視聴率ダウンは避けられない状況の中、9.7%に踏みとどまったのは主演の桐谷の人間力あってのことだろう。

【動画】東出昌大との共演ドラマについて語った桐谷健太

 同ドラマは、元体育教師で、走り出したら止まらない刑事・仲井戸豪太(桐谷)と、東京大学法学部を卒業した超エリート検事・真島修平(東出)の異色バディが事件を解決していく物語。『HERO』(フジテレビ)や『まんぷく』(NHK)などの傑作を生んだ脚本家・福田靖氏のオリジナル作品となる。

 劇中の豪太について桐谷は「僕も最近は涙もろい…など豪太と似た部分がある」と語っており、「“演じる”という感覚ではなく、本気で泣いて、笑って、叫んで、走って…“豪太として生きたい”」と、ようやくつかんだ連ドラ主演作にかなり気合いが入っていた。

 そこに水を差するような東出のスキャンダル。それでも桐谷は「後ろ向きなことは一切言わず、『良いものを作るために頑張りましょう!』とこれまで以上にスタッフに声をかけ奮闘している」(ドラマ関係者)という。

 27日付けの自身のブログにも「本当にスタッフのみなさん、キャストのみなさんと、ひとつになって、全身全霊全力で最高の作品にするべく、毎日一生懸命やっています!!!(中略)どうか!これからもよろしくお願い致します」とつづっていた。

 きのう都内で開催されたビール会社のイベントでも、商品のビールを届けたい人を聞かれて「今、ドラマをやっているので、日夜、頑張っているスタッフさんに撮影終わりに飲んでもらえたらうれしいです!」と、騒動の中で頑張るドラマ現場をねぎらった。東出についてのコメントを欲しがるマスコミにも「嫌悪感を抱いている方もいるかもしれないですけど、本当に面白い作品ができていると思う。僕の連ドラ初主演作でもあるので、ぜひ見ていただけたらうれしいです」と真摯(しんし)に対応。

 ネットニュースへのコメントやSNS上には、さまざまな意見や感想が寄せられる中、桐谷の対応に「逃げずに視聴者の嫌悪感を受け止めて、話してくれた」と溜飲を下げた人もいたよう。「作品には罪はない」と応援する声もある。

 『ケイジとケンジ』で桐谷が演じる豪太は、情に厚くて面倒見がよい男で、桐谷自身を彷彿とさせるキャラクター。一方、東出が演じる修平は一見ハイスペックなのに中身はいろいろ残念なところがあるという…。

 第3話では、横浜桜木署の管内で殺人事件が発生。捜査に貢献したくてウズウズしていた豪太も、横浜桜木署刑事課の面々と共に、神奈川県警捜査一課が主導する捜査に参加する。

 捜査線上に浮かび上がった被疑者は、運送会社に勤務する瀬川大介(薬丸翔)。県警捜査一課が任意で取り調べると、瀬川は事件当日にバーへ行ったことも、被害者と口論になったこともあっさり認める。だが、犯行については認めない上に、凶器も発見できずにいた。

 捜査がこう着状態に陥り、焦りを隠せない県警捜査一課。“落としの長さん”の異名を取る県警の捜査一課長・見城長一郎(池田成志)は、担当検事の修平に詰め寄り、逮捕の許可を出してくれれば、徹底的な取り調べで凶器の隠し場所を吐かせると言い切る。だが、逮捕は起訴できる完璧な物証をそろえてから…と、修平は拒否。逮捕のタイミングをめぐり、刑事と検事の攻防戦が勃発する。

 そんな中、なぜか豪太はガールズバーに通い始め、前のめりで店員・三浦舞(古畑星夏)をデートに誘うようになる。さらに…、刑事にとっても検察にとっても、“決してあってはならない事態”が発生する。

 桐谷は30日付けのブログで「豪太が密かに(?)想いを寄せ、憧れる捜査一課に、彼は刑事として認められ受け入れられるのか!? なかなか口を割らない被疑者に、どう攻め込んでいくのか!? 捜査一課長の見城長一郎の実力はどれほど凄いのか!? 本日も見どころたっぷり、ワクワクたっぷりの第3話となっております」とアピールしている。