合成麻薬のMDMAとLSDを所持したとして、麻薬取締法違反の罪で起訴された女優の沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日午後3時から、東京地裁で開かれる。一般傍聴席19席を求め、午前9時30分~午前11時までに配布されたリストバンド型の傍聴整理券に2229人が長蛇の列を作った。倍率は約117倍で、2009年に覚せい剤取締法違反罪に問われた女性歌手(48)の初公判で記録した約330倍を下回ったが、大きな関心が寄せられた。

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 通常は東京地裁の敷地内で傍聴整理券を配布するが、この日は人数が多くなることを見越し、近くの日比谷公園内で行う“異例”の措置が取られた。午前9時30分の整理券配布前から、公園内には数百人の列ができていた。都内から来たファン歴15年というフリーターの女性(36)は「これからの芸能活動をどうしていくのか気になる」と語り、「ぜひ、ぜひ当てたい!」と願っていた。群馬・前橋から来たという会社員男性(35)は「ひと目見てみたい。薬物を始めたきっかけを話してほしい」と期待していた。

 過去最高倍率は、2009年に覚せい剤取締法違反罪に問われた歌手の女性(48)の初公判で、6615人が並び、倍率は約330倍だった。

 起訴状によると、沢尻被告は昨年11月16日、目黒区の自宅マンションで、カプセル2錠に入ったMDMAの粉末0.198グラムのほか、LSDを含んだ紙片と液体計0.685グラムを所持したとされる。一部報道によると、沢尻被告はいずれの麻薬も元交際相手のファッションデザイナーの男性(共同所持容疑で逮捕、不起訴)から受け取ったと説明しているという。

 沢尻被告は昨年11月16日に逮捕、12月6日に保釈された。所属事務所のエイベックス・マネジメントは今月30日、沢尻被告の近況について「医療施設において専門家の指導の下、更生にむけて治療などに励んでおります」と報告している。逮捕の余波は大きく、現在放送中のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」にも出演予定だったが、代役が立てられ撮り直しとなっていた。