テイチクエンタテインメント創立85周年、芸映創立60周年記念アーティスト・青山新が2月5日にシングル「仕方ないのさ」でデビューする。それに先立ち、1月29日には東京・青山のアイビーホールにてお披露目会を開催。デビュー45周年を迎えた先輩歌手・山本譲二も応援に駆け付け、エールを送った。

【写真】イベントに駆け付け、エールを送る山本譲二

 青山新は中学2年生の時に出場したカラオケ大会で関係者の目にとまり、その縁から氷川きよしなどを育てた作曲家・水森英夫氏に弟子入り。5年間のレッスンを経て、今年、デビューが決まった。なお、テイチク創立『記念アーティストは2004年、創立70周年記念アーティスト・北山たけし以来。芸映の男性演歌歌謡アーティストのデビューは1976年の角川博以来となる。

 この日のお披露目会では師匠・水森英夫氏も登壇。「彼の歌には哀愁ある。この哀愁を活かすための訓練をしてきました。それがデコボコのない綺麗なロングトーン。これを身に付けるのに5年かかった」と語り、「是非歌を聴いてください。きっと大きな歌手になります」とアピールした。

 なお、この日は先輩歌手たちからもビデオメッセージが到着。「テイチクレコードの四番バッターになってください」(川中美幸)、「名前に“新”が入っていますから、新人賞、頑張ってください」(角川博)、「ひとつひとつのキャンペーンを大切に、素敵な歌、素敵な笑顔をお客様に届けてください」(市川由紀乃)、「演歌界・歌謡界をしっかり盛り上げていけるよう、共に頑張りましょう」(北山たけし)と、青山にエールが送られた。

 その後は、デビュー曲「仕方ないのさ」、カップリング曲「青春プロローグ」を披露。途中、感情が高まり、涙するシーンも見られるなど、熱のこもった歌唱に、イベント参加者からも大きな拍手が送られた。さらに「芸映・テイチクヒットメドレー」として「情熱の嵐」(西城秀樹)、「思秋期」(岩崎宏美)、「女のきもち」(角川博)、「みちのくひとり旅」を歌唱。歌手としての抽斗の多さもさっそく見せつけた。

 さらにスペシャルゲストとして、85本の青いカーネーションの花束を手に山本譲二が登場。自身のデビュー時のエピソードなども交えつつ、青山にアドバイス。歌手活動を続けていく秘訣について、「13年掛かってやっと『みちのくひとり旅』がヒットした。その時に親父(北島三郎)に、これを長く続けていくための秘訣を聞いたんです。その時、親父は『秘訣などない、あるとすれば人間性かな』と言ってくれた。それをそのまま新に送ります」と語り、さらに「『命を懸けて歌う』などという言葉も聞きますが、命なんて懸けることはできない。情熱と魂を込めて一生懸命歌うだけ」とアドバイス。青山も貴重な話を熱心に聞き入っていた。

 イベント最後に青山は、「この曲(『仕方ないのさ』)で、この1年勝負していきます! どうぞよろしくお願い致します」と力強く語った。水森氏や先輩歌手たちからの力強い応援を得て、大型新人がいよいよ演歌・歌謡シーンに飛び出した。