オーディションメディア37年目の『デビュー/Deview』が、芸能プロダクションとのリレーションを活かし、新人発掘に積極的な123社の新人募集情報を一挙掲載する大特集『冬の特別オーディション2020』が開催中(2月3日まで応募受付)。芸能界デビューに向けた芸能プロダクション所属の審査といえど、就活同様抑えておくべき基本の項目がある。今回、募集を行う事務所の審査担当者に、審査で重視する点、合格のポイント、そして「するべからず」という悪例に至るまでを調査。就職活動や入試の出願・面接にも役立つかもしれない豊富なコメントに耳を傾けてほしい。

【画像】芸能プロ123社が参加するオーディション「冬の特別オーディション」

 第一の関門の書類選考では、最も重要なのは写真。そして多くの会社から「応募の写真は無加工写真でお願いします」(長良プロダクション)「お写真は携帯のカメラやデジカメで構いません! ですが、可能でしたら、自撮りではなくお近くのどなたかに撮影してもらった写真でお願いします。加工アプリでの撮影はご遠慮ください!」(ソニー・ミュージックアーティスツ)という声が上がっている。今はスマホで自撮りして、アプリで盛った写真が簡単に加工できるが、残念ながらそういう写真は審査の対象外になってしまうのだ。

 さらに「バストアップ、全身の写真はそれぞれ正面から撮影した分かりやすい写真で応募してほしい。観光地での写真や成人式の写真等だと顔やスタイルが分かりづらいので、バストアップと全身それぞれ1枚ずつは正面からの写真で(自撮りもわかりづらい)」(エヴァーグリーン・エンタテイメント)「斜め上・斜め下からのアングルの写真や、自撮りの写真だと、顔が切れていたり見えてない場合があるので、正面からの顔が良く見える写真だと審査しやすいです」(フォスター/フォスター・プラス)というように、本人が分かりやすい写真が重要であり、「応募の際の写真は、全身のスタイルがわかりやすいものとナチュラルメイクまたはすっぴんの写真の方がわかりやすい」(フロント)と、メイクもナチュラルを心掛けることが大事だ。

 そして写真ばかりではなく、応募書類の自己PR文も、その人のキャラクターを判断するうえで重視されているので、おろそかには出来ない。「ビジュアル、趣味・特技などの個性、自己PRの内容」(アーティストボックス)「自己PR・志望動機の部分の具体性」(ジールアビリティ)「応募書類にやる気が見える人だと会ってみたいと思う。PR文がしっかりとしていると尚良い」(フォスター/フォスター・プラス)「自己PRにおいて自己分析ができているかどうか。人間性が表れるので、言葉の遣い方や誤字脱字も気にして見ている」(舞夢プロ)と、各項目を細かく見ていることが感じられる。また「質問事項がすべて埋まってることや志望ジャンル、自己PRがきちんと書けている人は面接当日もしっかり来てくれる為、信頼できます!細かなことですが大切だと思います」(ケイポイント)と、その記載内容からやる気まで判断されてしまうので気を付けよう。なお、123社が参加する大規模な企画で、複数社に応募することも推奨しているが「各社にお送りするので、大変だと思いますが、これから身内として一緒にやっていく会社です。コピぺではなく出来たら一社一社、真摯なお気持ちをお書きいただいた方がいいかと思います」(JJプロモーション)という言葉も心に留めておいてほしい。

 面接審査について、芸能界のオーディションだからと言って、一般企業の就職と同様、非常識な人間は不要。「服装、挨拶、座り方、所作がしっかりしているとポイントが高い」(レイ・グローエンタテインメント)「面接時間での時間厳守、面接での質疑応答の対応の良さ、ちゃんと目を見て話す等、社会人として最低限のマナーができるかどうか」(ケイポイント)と最低限の礼儀は必要だ。また「第一印象は大事なので、明るく元気に入って来て挨拶してください。こちらから尋ねなくても 自己紹介をお願いします」(オフィスパレット)「相手の目をみて話をするよう心がけると良いと思います」(BLUE ROSE)「審査員の前以外では、ほとんど話さない方や、声が小さかったり、表情が全く無い方もいらっしゃいます。また、集団面接の際は、他者審査時の待っている姿勢や表情もチェックしています。入退室や受付時等、審査員以外のスタッフも様子を見ているので、常に魅力的な人物であるよう意識的な行動を心掛けた方が良いと思います」(舞夢プロ)
とすべての行動が見られていることも意識すべき。特に小さいお子さんの場合は「面接で保護者同席の際、お母さんの顔を見すぎない事」(ベリーベリープロダクション)ということも、タレントとの資質として判断されていることに留意してほしい。

 面接審査は緊張するものだが、そのなかでも自分の意志を相手に伝えられるかが肝心。「短い時間の中で自分の長所を相手に伝える為の準備を前もってしておくといいと思います」(オフィスぴろっと)。特に俳優志望者に多いのが「丸腰」で、自分の魅力だけを見てくれと言う人。「俳優になる為の知識を持っているかどうか」(ブルーベアハウス)「好きな監督や作品などしっかり語れる人は少ない。テレビも映画も見てなくて俳優になりたいとか。目指している俳優、モデルが本人とほど遠い人も多い。自分が何が出来るか何がしたいか語ってほしい」(オフィスパレット)など、自分がなりたいものについて、どのぐらい考えているのかは少し話すだけでも分かってしまうもの。「自らで発信しようとする努力をしているか」(トラスター)「芸能界で生きていくための覚悟があるかどうか、将来のビジョンをどう考えているか」(ワンピースエンターテイメント)など、普段から常に意識をしておくことが、面接に向けての準備になるはずだ。

 ここではほんの一部の例を紹介したが、オーディション情報サイト「デビュー」では、さらに多くの芸能プロダクションの審査担当者の意見を掲載している。そのアドバイスを踏まえて、123社が一斉に募集を行っている『冬の特別オーディション2020』にチャレンジして、芸能界の扉を叩いてみてほしい(2月3日締め切り)。