人気漫画『ONE PIECE』(ワンピース、作:尾田栄一郎)のハリウッド実写ドラマ版が、Netflixで全世界独占配信されることが30日、発表された。Netflixは、トゥモロースタジオと集英社と提携し、海賊たちの波乱と冒険に満ちたストーリーを全10話のNetflixオリジナル実写ドラマシリーズとして製作、全世界に配信する。また、尾田氏もエグゼクティブ・プロデューサーとして、実写版『ONE PIECE』に参加することが決定した。

【画像】英語を話すルフィも描いた尾田栄一郎氏からの直筆コメント

 過去にも実写映像化のオファーが多数あったという同作のハリウッド実写ドラマ化は、17年7月に開催された連載20周年記念記者発表会内で発表されたもの。『世紀の一大プロジェクト』として、尾田氏と『週刊少年ジャンプ』(集英社)編集部が、さまざまなハードルを乗り越えられると確信できたことから実写ドラマ化が実現した。

 今回、エグゼクティブ・プロデューサーとして参加する尾田氏は直筆コメントで「2017年に製作を発表したんですけど時間かかるのよいろいろ! 水面下でずーっとじわじわ準備が進んでます」と製作状況を明かし「そして今回これを発表していいそうです。あの世界一の動画配信サービスNetflixが大きく力を貸してくれる事になりました! 心強い!! シーズンI 10話でストーリーがどこまで進むのか。配役はどうなるの!? もう少しお待ちください。そしてご期待ください!!」と配役などは追って発表すると伝えた。

 実写ドラマ版のNetflixと共同制作となるトゥモロースタジオは、海外ドラマ『プリズン・ブレイク』などを手掛けているハリウッド有数のスタジオで、今回エ、グゼクティブ・プロデューサーを同作を手掛けたマーティ・アデルスタイン氏、『LOST』を手掛けたスティーブ・マエダ氏、ベッキー・クレメンツ氏が務める。また、脚本を『ワンピース』好きでマーベル原作のNetflixオリジナルシリーズ『ルーク・ケイジ』『エージェント・オブ・シールド』を手掛けたマット・オーウェンズ氏が担当し、尾田氏との熱意あふれる打ち合わせを経て脚本開発が進行している。

 『ONE PIECE』は、1997年7月22日より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした少年漫画で、伝説の海賊王・ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”をめぐる海洋冒険ロマン。悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べゴム人間となり、体がゴムのように伸びる特殊な能力を持った主人公の少年モンキー・D・ルフィが、仲間を集め海賊「麦わらの一味」を結成し、海賊王を目指す壮大なストーリーとなっている。

 尾田氏の初連載ながらもバトルやギャグ、感動エピソードなど少年漫画の王道として人気を博し、99年からテレビアニメ化、2000年から劇場アニメ化、15年に歌舞伎化されるなどメディアミックス展開がされている。また、10年3月4日に発売されたコミックス第57巻の初版発行部数300万部は、日本出版史上最高初版発行部数を記録し、12年8月3日発売の67巻は自己記録を更新する初版405万部の刊行。コミックスの全世界での累計発行部数は既刊95巻で4億6000万部以上と世界中で愛されている作品で、最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ「The most copies published for the same comic book series by a single author」として、ギネス世界記録に認定されている。