米プロバスケットボールNBAのロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントさん(41)が26日(日本時間27日)、ヘリコプター墜落事故で亡くなったことを受け、レイカーズの本拠地ステープルズ・センターで始まった『第62回グラミー賞受賞式』でコービーさんを追悼した。

【写真】ヘリコプター墜落事故で亡くなったコービー・ブライアントさん

 最多8部門にノミネートされているリゾが「コービー」と呼びかけてからオープニングパフォーマンス。続いて登場した司会のアリシア・キーズは神妙な面持ちで「本日、ともに音楽最大の祭典を祝うために集いました。我々は今深い悲しみに包まれています。なぜなら本日ロサンゼルスで、アメリカ、全世界が偉大なるヒーローを失いました。わたしたちは傷心状態でコービー・ブライアントが築いたこの場所に立っています。コービー、彼の娘ギアナ、今回の事故で悲劇的に命を亡くされた方々に心を寄せたいと思います」と追悼した。

 続けて「ここで時間を取りまして、彼らの遺族に私たちのサポートを捧げます。このような形で賞をスタートさせるとはこれっぽっちも思いませんでした。気持ちを表す特別なことをしたいと思いました」と切り出すと、アリシアとボーイズIIメンがアカペラで歌唱。アリシアが「ウィー・ラブ・ユー、コービー」と呼びかけると、コービーさんの「8」「24」のユニフォームが映し出され、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 アリシアは「心を合わせて良いときも悪いときも我々がいつもやっていることをやります。わたしたちはもっともパワフルな、最も美しい1つのことを称え合います。それこそが音楽です。世界で一番の癒やし、それを我々が今宵、称えます」とあいさつした。

 コービーさんは1996年、17歳でレイカーズに入団。レイカーズ一筋で20年間にわたって活躍し、NBAチャンピオン5回、シーズンMVP1回、ファイナルMVP2回、オールスターMVPは歴代最多の4回獲得したスーパースターだった。コービーさんの名前は、父親が好きだった神戸牛に由来していることでも有名。

 現地の報道によると、26日午前10時(日本時間27日午前3時)ごろ、コービーさんや娘のギアナさん(13)らが搭乗していたヘリコプターがロサンゼルス近郊の山に墜落。搭乗者全員が死亡したことが伝えられている。