タレント・女優の岡田結実が主演するテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『女子高生の無駄づかい』の第1話が、24日に放送される(毎週金曜 後11:15~深0:15※一部地域で放送時間が異なる)。「バカ」「ヲタ」「ロボ」と呼び合う女子高生=JKたちが、男子ゼロの“女子高”という独特の空間の中で、青春を浪費していくシュールで残念な毎日を描いた学園コメディー。原作漫画のシーンの再現度が忠実すぎて、漫画やアニメを知る人は吹き出し注意。笑いのツボは人それぞれ異なると思うが、くだらなすぎて笑えるドラマになっている、と思う。

【写真】女子大生)好きの担任・ワセダ役の町田啓太

 本作は、漫画原作。作者・ビーノ氏が「ニコニコ静画」への投稿を経て、2015年よりKADOKAWAのウェブコミック配信サイト「ComicWalker」にて連載がスタート。現在は「コミックNewtype」で連載しており、コミックスも6巻まで刊行されている。昨年、アニメ化され、さらにファン層を厚くした。

 主人公は、さいのたま女子高等学校(通称:さいじょ)に通う、バカ=田中望(岡田)。役に合わせて長かった髪をバッサリ切った岡田は、鼻水を垂らしたり、ほうれん草が挟まった歯を見せたり、すがすがしいほどのバカっぷりを体当たりで演じている。

 バカと小学校の頃からのくされ縁でつるんでいるヲタ=菊池茜役に恒松祐里、ロボ=鷺宮しおり役に中村ゆりか。ヲタはアニメや漫画を愛するツッコミ系腐女子、ロボは頭は良いが感情が死滅しているからそのあだ名がつくことに。

 クラスメイトには、重度の中二病・ヤマイ=山本美波役に福地桃子、優等生すぎて面白みゼロのマジメ=一奏(にのまえ・かなで)役に浅川梨奈、無駄にオラつくお子ちゃま・ロリ=百井咲久(ももい・さく)役に畑芽育(はた・めい)、コミュ障オカルトマニア・マジョ=久条翡翠(くじょう・ひすい)役に井本彩花などが出演。

 福地は、昨年、連続テレビ小説『なつぞら』で注目されたが、本作では“ツインテールで、中二病”なキャラにふんし、せりふの一人称「僕」が新鮮。原作漫画で人気のキャラクター・ロリを演じる畑は、子役から活躍している演技派で、今回の役はオーディションで射止めた。

 「俺は女子大生派だ」と宣言し、ずっと冷めた目で激ヤバJKたちと接する担任のワセダ=佐渡正敬(さわたり・まさたか)役の町田啓太は、本作でコメディセンスが問われるところ。今後さらにヤバい方向でキャラ立ちしてくると、新境地を開けるかも。そんなワセダの動向をハラハラしながら見守っている教頭役で、ナンセンスや不条理系コメディーを得意とする大倉孝二がその本領を存分に発揮している。

 原作漫画のテイストにぴったり(?)な画作りのチープさ、「おまけ」イラストみたいな“謎”パート、ドラマのオリジナリティーも出しつつ、つっこみ所満載の脚本演出は、確信犯のようだ。田辺茂範(劇団 ロリータ男爵)、矢島弘一(劇団 東京マハロ)、角田貴志(劇団 ヨーロッパ企画)、山田由梨(劇団 贅沢貧乏)、安藤奎(劇団 アンパサンド)、玉田真也(劇団 玉田企画)といった、舞台なども手掛ける新進気鋭の脚本家が、毎話交代で脚本を執筆。『おっさんずラブ』『民王』の山本大輔、『過保護のカホコ』『同期のサクラ』の日暮謙らが演出を担当している。一週間の終わり、金曜の深夜に、本作のゆるさがちょうどいいかも。