脚本家の三谷幸喜が15日、東京・渋谷PARCO劇場で行われた『PARCO劇場 お披露目&オープニング・シリーズ記者会見』に出席。東京オリンピック・パラリンピックが行われている真裏で、3作品連続公演を行うことになったが、秘策について聞かれると「ないですね」と笑顔で即答した。

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 “舌好調”の三谷は「新しくできたPARCO劇場のシステムについてご説明させていただきます」と切り出すと「携帯を鳴らした瞬間、8万ボルトが流れます。あとは、レーザー銃が用意されていて、寝てしまったマスコミ関係者を狙い撃ち。緞帳(どんちょう)なんですけども、必要のないカーテンコールが3回以上続いたら、降りてくる」とでたらめな説明。

 文楽人形の“三谷くん”まで登場させながら「東京オリンピックと丸かぶりですけども、スポーツに興味のない方は、ぜひ」とアピール。「相当敵は強大なので。そんな時に僕の作品を上演しようと思ったPARCOさんには信頼を感じたので、恩義に応えたいなと。出演者の中にオリンピックの聖火ランナーやる奴もいて、そいつ許せないなと。裏切りやがってと思いましたが、頑張ります」と冗談交じりに呼びかけた。

 脚本の進捗についても触れ「『大地』関係者のみなさんにうれしいニュースがあります、もう本はできています、頭の中に。あとは書くだけです」とニヤリ。宮藤官九郎に「台本いつ頃から書き始めますか?」と向け「3月、4月くらいですかね」とのコメントを引き出すと「(まだ書き上がってなくても)そんなに大変なことじゃないですよね?」と得意げ。宮藤も「常識の範囲内と思います」と笑顔を見せていた。

 渋谷PARCO建て替えのため、2016年夏から休館していたPARCO劇場が24日より開場。24日からのこけら落とし公演『志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~』、2月12日からの『ラヴ・レターズ~こけら落としスペシャル~』に続き、3月13日から来年5月上旬まで、オープニング・シリーズとして、全14作品を上演する。

 会見にはそのほか、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、大泉洋、山本耕史、竜星涼、長田育恵、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、市川猿之助、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。

■上演ラインナップ

・『ピサロ』
期間:2020年3月13日~4月20日
作:ピーター・シェーファー、翻訳:伊丹十三、演出:ウィル・タケット
出演:渡辺謙、宮沢氷魚、栗原英雄、和田正人、大鶴佐助、首藤康之、長谷川初範 ほか

・『佐渡島他吉の生涯(さどじまたきちのしょうがい)』
期間:2020年5月
原作:織田作之助「わが町」より、脚本:椎名龍治、潤色:森繁久彌、演出:森新太郎
出演:佐々木蔵之介ほか

・三谷幸喜 三作品連続公演
『大地』
期間:6月20日~8月8日
作・演出:三谷幸喜
出演:大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長

PARCO MUSIC STAGE『三谷幸喜のショーガール』
期間:7月16日~8月7日
作・演出:三谷幸喜、振付:本間憲一、作曲・編曲:荻野清子
出演:川平慈英、シルビア・グラブ
演奏:荻野清子(ピアノ)、一本茂樹(ベース)、萱谷亮一(ドラムス)

三谷文楽『其礼成心中(それなりしんじゅう)』
期間:8月13日~8月20日
作・演出:三谷幸喜
出演:竹本千歳太夫、鶴澤清介、吉田一輔ほか

・『ゲルニカ』
期間:2020年9月
作:長田育恵、演出:栗山民也

・ねずみの三銃士最新作(タイトル未定)
期間:2020年10月
作:宮藤官九郎、演出:河原雅彦
出演:生瀬勝久、池田成志、古田新太ほか

・前川知大作・演出作品
期間:2020年11月
作・演出:前川知大

・『チョコレートドーナツ』
期間:2020年12月
作:トラビス・ファイン、脚本:谷賢一、演出:宮本亞門

・『志の輔らくご in PARCO 2021』
期間:2021年1月
出演:立川志の輔

・『ラヴ・レターズ』
期間:2021年1月
作:A.R.ガーニー、訳:青井陽治、演出:藤田俊太郎

・『藪原検校(やぶはらけんぎょう)』
期間:2021年2月~3月
作:井上ひさし、演出:杉原邦生
出演:市川猿之助ほか

・『レディ・マクベス(仮題)』
期間:2021年3月~4月
作:ジュード・クリスチャン 演出:ウィル・タケット
出演:天海祐希ほか

・中井貴一主演作品
期間:2021年4月~5月
演出:G2
出演:中井貴一ほか