お笑いコンビ・爆笑問題の太田光、思想家・人類学者の中沢新一氏による著書『憲法九条を世界遺産に』の続編にあたる『憲法九条の「損」と「得」』(扶桑社)が、25日に刊行される。

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 同書は「日本人にとって、もっともふさわしい憲法とは何か」について、憲法改正が現実的に問われようとしている今こそ、改めてみんなで考えたいという思いから出版。太田と中沢氏が“右”でも“左”でもなく、日本の伝統の「どまんなか」に立って、日本国憲法の本質をあぶり出していく。

 中沢氏は「国民投票という民主主義の道具の危険性を、ぼくたちはイギリスの『ブレグジット(イギリスのEU離脱)』をめぐる国民投票で、まざまざと見届けてしまった。イギリス人はまがりなりにもそのことについて議論をした。それでもこのざまである。ところが日本ではたいした議論も盛り上がっていない状態で、国民投票が具体的政治日程に組み込まれようとしている」との危機感を吐露。

 続けて「太田さんもぼくも、右でもなければ左でもない。なるべく偏りを廃したまんなかに立ってものごとを考えたいと考えている。それに改憲そのものがよくないとも思っていない。しかし、それをする前には徹底した議論が必要だと思っている。ぼくたちは日本の伝統の『どまんなか』に立って、日本国の本質を考えようとしたのである」と呼びかけている。