年末年始の休みはゆっくり過ごせる時間ではあるが、おせち料理やお餅をたらふく食べたり、飲みの席も増えたりするので、お正月太りも気になるところ。ダイエットや美容に目を向ける女性も増える時期であるだろうが、今注目を集めている3人の美容の達人がいる。1人目は、次に流行すると言われている“中国メイク”の動画を発信している美容系YouTuberの鹿の間さん。登録者数19.8万人を誇る人気ぶりだが、女子高生時代には12kgのダイエットに挑戦した経験もあるという。

【写真】鹿の間さん60kgから48kgまでのビフォーアフター、かわいすぎる中国メイク写真も

■「俺と同じ体重じゃん」 父親の一言がダイエットを始めるきっかけに…

 鹿の間さんが高校を卒業する間際の頃、ふと体重を量ってみたら60kgを記録(身長は163cm)。そして父親に、「俺と同じ体重じゃん」と言われて大きなショックを受けたことが、ダイエットを始めるきっかけになったという。とにかくまずは食生活を大きく改善させた。

「朝食にはグラノーラを食べて、昼食はおにぎりや小さなお弁当、そして夕食は小さなお茶碗に半分くらいの少しのご飯と、おかずも小さなお皿に軽く盛りつける程度にして、極力1日1200カロリー以内に抑えるようにしました」

 同時に運動にも力を入れ、毎日なわとびを最低500回は跳び、週3~4回のペースで8kmのランニングも行った。その甲斐もあってマイナス5kgまで減り、さらに2ヶ月でマイナス7kg、計12kgの減量に成功した。

「なわとびとランニングを組み合わせて運動するのが私には合っていました。ランニングだけでは痩せないので、一緒にやったほうがいいです。やはり運動と食事制限を地道にこなしていくことが一番でした」

 2018年からはYouTuberとして美容やファッションの情報を発信し始め、中でも “中国メイク”で注目を集めている。実は、日本のメイクと中国のメイクには親和性もあるそうだ。

「韓国のメイクって、並行眉だったりする。でも中国は眉山が高めで、つり目っぽいんです。アイシャドウなど、コスメのデザインもかわいいブランドが中国には多いから、そういったところも含めて注目されている気がします。あと、中国の女性は奥二重の方が多いので、日本の女性も真似しやすいと思います」

 2人目は、副腎不全、若年性パーキンソン病、橋本病、視床下部機能障害など、16歳の頃から複数の症状と闘い続けている美容系YouTuberすうれろさん。見た目のコンプレックスや自身のメンタルを変えるためにメイクをし始め、今では15.8万人の登録者を持つ“詐欺メイク”のジャンルの先駆け的な存在になった。常にポジティブであることを大切にしてきたが、最近は徐々にその気持ちに変化が見られるようになったという。

「正直、今までは本当の自分を出すことがすごく怖かったんです。『何も気にしない! ポジティブに~』と動画の中では言ってきたけど、裏では悔しくて泣いたこともありました。でも、ずっとポジティブな人間なんていないよなって。気分が落ち込んだときやつらいときも、ちゃんと発信したい。病気のこととか、日々の悩みの部分も共有していくべきなのかなという考えに変わったんです」

 すうれろさんは、“病み”をメイクで表現することにも挑戦している。“病む”ことの根底部分を知るために、心理カウンセラーの資格も取得した。

「“病みかわいい”という言葉で表現される世界観が、私は特に好きなんです。人に嫌われたくないという思いも当然あるから、見せるには勇気が必要なんですけどね。でも“病み”の気持ちって、誰しもが心の奥底に少しは持っているものだと思うし、共感してくれる視聴者さんも多いです。今、若い世代に人気の曲も“病み曲”といわれるものが多いし、最近始めた楽曲制作でヒットした曲もそのジャンル。通ずる世界観なのかもしれません」

 病みカワユニット「CHICKwarp」を結成し、音楽活動も行っているすうれろさん。様々な分野で自身のやりたいことを表現しているが、病気の症状がひどくなる時に必ず思うことがあるという。

「病気があるから何もできないとは思いたくない。私自身が強く思うし、みんなにも伝えたいです。私は実際に病んでることのほうが多いんですけど、その気持ちがあるからこそ発信できるんです。病気のことがなかったら、ここまで色々な自分になりたいと思えたかなと。私自身が発信し続けることで、“大丈夫だよ”と言えたら…。今後もみんなと対話しながら登録者数を伸ばしていきたいですし、知識を深めて病んでいる心をメイクでラクにする“メイクセラピー”にも挑戦してみたい。引き続きメイクで変わる喜びを皆さんに伝えていきたいですね」

 3人目は、2人の子どもを育てながら、メイクアップアーティストとしてYouTubeでも活躍しているALISAさん。 “赤ちゃんに優しい低刺激コスメを使ったメイク”や“参観メイク”“ご近所ママメイク”など、ママに役立つメイク術を提案し、13万人を越える登録者数を持つ。

 ALISAさんが初めてメイクをしたのは小学生のとき。ファンデーションを塗って眉毛を描いた自分を鏡で見て、「やっぱりメイクをすると違うんだ」と実感したという 。「自己満足でいい。メイクをすることによって、心もメイクされるんだ」と感じた瞬間でもあった。そして、小学校の卒業文集には、「メイク関係の仕事に就く」と書いていた。

「私自身、メイクをするようになって自分に自信がついて、人と喋れるようになりました。同じように自分の顔にコンプレックスを感じている人が、メイクの魔法で自分を好きになって、内面から輝けるようになってほしい。これは現在も強く感じている“思い”です」

 美容専門学校を卒業後にサロンに勤務し、LAへ留学をしてハリウッドメイクを学び、帰国後にフリーに転身したALISAさん。2児の子育てと仕事を両立してきたが、30歳を目前にしてもう一度自分を見つめ直した。そこで「メイクをすることでみんなが自分に自信を持てるようになってほしい」という過去の決意を思い出し、28歳のときにYouTubeチャンネルを開設した。チャンネル登録者が10万人を越えるまでに規模が拡大した今、ご主人をはじめとした家族の支えもとても大きいという。

「私はYouTuberとしては遅咲きです。10万人を突破して、やっと土台に立てたという感覚。主人は『俺のおかげだね!』と思ってるかも(笑)。今後も人の悩みに特化して、誰かを助けられるような動画を出し続けたい。いつかはコスメブランドを立ち上げるのが夢です。『誰でも簡単に』をコンセプトにして、難しいテクニック無しでメイクできるようなコスメを作れるよう頑張りたいですね」