6人組ロックバンド・UVERworldが20日、東京ドームで男性限定ライブ(通称『男祭り』)『UVERworld KING'S PARADE 2019 男祭り FINAL at TOKYO DOME』を開催。自身が保持していた男性限定ライブ動員数の日本記録2万3000人を約2倍近く塗り替え、史上最大4万5000人を動員した。チケットは即完売。2011年11月の初回は230人からスタートし、2回目の約500枚売り残しを経て、8年、通算11回目でついにたどり着いた激アツな夢舞台を終えたTAKUYA∞(Vo)と信人(B)は、抱き合って男泣きした。

【男祭り写真18点】4万5000人の男たちと熱量をぶつけ合うUVERworld

 東京ドームは女性アイドルのコンサートかと見間違えるような、男性客だらけの壮観な光景が広がった。開演を待ちきれない男たちの熱気と高揚に包まれるなか、大型ビジョンに映し出されていたデジタル時計が開演30秒前を告げる「18:29:30」と表示されると、ドームにはカウントダウンがこだまする。スポットライトが当たった真太郎(Dr)の激しいドラミングを合図に、TAKUYA∞(Vo)、克哉(G)、彰(G)、信人(B)、誠果(Sax)が飛び跳ねるようにステージに登場すると、「うおー!」と地鳴りのような雄叫びが東京ドームを揺るがした。

 1曲目の「Don't Think.Feel」から大合唱となり、それに負けじと演奏陣も大熱演。TAKUYA∞も「Crew」と呼ぶファンをあおりながら全身全霊で熱量をぶつけ合う。5曲連続で演奏したところでTAKUYA∞は「9年前のこの景色は、98%女性だった。男性にそっぽむかれていた9年前。その翌年から始めた男祭り。8年前、滋賀・B-FLATの230人から始まって、翌年のZepp(Namba)はチケットを500枚余らせて決行。その翌年、Zepp(DiverCity)を男だけで完売。同じ年、武道館完売、そして横浜アリーナ1万2000人にたどりつき、さいたまスーパーアリーナ2万3000人にたどりつき、そしてきょう、2019年12月20日、4万5000人の東京ドームにたどりついたぞー!」と絶叫した。

 「たくさんの期待と多くのマイナスの意見をすべて乗り越えてここにたどり着いた」と感慨深げのTAKUYA∞は「今、俺たちが一番伝えたいことは、俺たちと一緒に東京ドームにたどり着いてくれて本当にありがとう。俺たちを見つけて、俺たちと共に生きることを選んで、俺たちと戦うことを選んでくれて本当にありがとう」と感謝の言葉を連ね、「俺たちにしか作れない音楽があるんだよ。俺たちにしか出せない空気があるって信じてるんだよ」と信念を叫び、キャノン砲で金銀テープが乱れ飛ぶなか「在るべき形」を熱演した。

 男性ファンで占められた圧巻の光景を見渡したTAKUYA∞は「こんなに男ばっかり集まっててさ、何も知らない人が見たらすっごいかわいい女の子のライブかなと思われそうだけど、そこに出てくるのがおっさんなのが最高に夢あるじゃん! 俺たちにしか見れない景色なんだよ。前人未到! 前代未聞!」と興奮。「ODD FUTURE」「CORE PRIDE」「激動」などの人気曲でたたみかけていき、「CORE STREAM」ではTAKUYA∞が宙吊りでステージを移動。「人生に意味のないことなんてないって言ったけどあった! “意味ねぇ”と思いながら飛んでた」と振り返って笑いを誘う一幕もあった。

 1曲歌うごとに次の曲につながる強烈なメッセージを投げかけるTAKUYA∞。それに共鳴する男性Crew。TAKUYA∞は「間違いなく、UVERworld19年の歴史の中でいちばん一体感を感じ、いちばん情熱的な瞬間を感じた。現状の俺たちの最高潮だ」と感慨深げ。「9年前、東京ドームでライブをしたときに98%が女性で、男の人にそっぽを向かれているのが悔しくて。そこに固執してしまっている自分がいて。でもやっとその呪いがしっかりと解けました。ありがとう」と感謝。「俺たちの中での『男祭り』は一旦もうこれで完結。最終回。きっちりと締めくくれた」と告げ、「必ずまた、きょうを超えるすてきな夜を共に過ごしましょう」と呼びかけた。

 ラストナンバーは「最終回にふさわしい曲」と紹介した「MONDO PIECE」。TAKUYA∞が会場にマイクを向けると、観客は両隣とガッチリ肩を組んで体を左右に揺らしながら、この日一番の大合唱で呼応した。TAKUYA∞は「この景色忘れんな!」「ありがとう、最高だー!」と絶叫。「まだまだ行きたい場所がる。まだまだ見せたい景色がある。まだまだ聴かせたい曲がある。必ずまたどこかで会いましょう!」と約束し、熱狂の男祭りに一旦終止符を打った。

■UVERworld『男祭り』の歴史
11年11月1日:滋賀・B-FLAT 230人完売
12年7月12日:大阪・Zepp Namba 2400人(500枚を残し完売せず)
12年7月26日:東京・Zepp DiverCity 2700人完売
13年2月28日:東京・Zepp DiverCity 2700人完売
13年10月1日:東京・SHIBUYA-AX 1500人完売
13年12月26日:東京・日本武道館 1万人完売
15年1月10日:神奈川・横浜アリーナ 1万4000人完売
15年9月13日:兵庫・ワールド記念ホール 8000人完売
17年2月11日:埼玉・さいたまスーパーアリーナ 2万3000人完売
18年12月21日:神奈川・横浜アリーナ 1万4000人完売
19年12月20日:東京・東京ドーム 4万5000人完売【日本記録】

■『UVERworld KING'S PARADE 2019 男祭り FINAL at TOKYO DOME』セットリスト

SE UNSER
01. Don't Think.Feel
02. WE ARE GO
03. Q.E.D
04. stay on
05. 境界
06. 在るべき形
07. ODD FUTURE
08. CORE PRIDE
09. 激動
10. KINJITO
11. NO.1
12. PLOT
13. PRAYING RUN
14. Making it Drive
15. 和音
16. CORE STREAM
17. First Sight
18. 23ワード
19. UNKNOWN ORCHESTRA
20. ナノ・セカンド
21. Touch off
22. 零 HERE~SE~
23. IMPACT
24. AFTER LIFE
25. Φ choir
26. 7日目の決意
27. MONDO PIECE