女優の松本まりかが、きょう5日放送のテレビ朝日系木曜ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(毎週木曜 後9:00)の第8話に出演。大門未知子(米倉涼子)とはまったく対照的な“失敗しないプリンセス”と称された外科医・中山麻里亜を演じる。「“タブーだらけのイケナイ女医”の登場を面白がっていただけたら幸いです」と、あざとかわいいキャラから鬼気迫る演技まで、幅広い役柄でその魅力を発揮してきた松本が、失敗しない“怪演”を見せる。

【写真】第8話そのほかの場面カット

 今回、松本が演じる麻里亜は、ボストンハーバード医科大学での華麗な経歴に加え、“元ミス東帝大”という抜群のルックスで、東帝大学病院外科医局に来るなり、男性医師たちを虜にしていく。しかし、未知子だけは麻里亜の実力に懐疑的。しかも執刀しようとしていた手術を麻里亜に横取りされ、「三度の飯より手術好き」の未知子は憤慨するのだった。

 そんな中、東帝大学病院に次期総理大臣候補と言われる政界のプリンス・八村正義(竹財輝之助)が入院。彼の治療方針を巡っても、未知子と麻里亜は対立する。これまで“失敗しない女外科医”として唯一無二の存在感を誇ってきた未知子の前に現れた、まさかの“失敗しないプリンセス”。女同士のプライドを懸けた戦いが勃発する!?

――『ドクターX』第8話にゲスト出演して、いかがでしたか。

【松本まりか】第1シリーズからノンストップで一気見するほど、『ドクターX』にゾッコン。こんなに夢中にさせてくれるシリーズもののドラマは初めてでした。「御意!」というせりふがたまらなくて、あれだけのそうそうたる俳優さんたちが、出世のため、いとも簡単に自分の意見を曲げ社会の言いなりになっていく姿がとても滑稽かつチャーミング。対する大門未知子が「致しません」と理想の生き方を颯爽と体現してくれている――この痛快さが私を虜にしました。

 そして今回の第6シリーズ。ここまで根強い人気を博し、作り上げてきた『ドクターX』の秩序を登場からかき乱すような役を私に託して下さった事に恐れおののいたと同時に、この役をやれる事にとても興奮しましたし、演じ終えた後では 、今後この仕事をする上で、ちょっとやそっとの事では動じなくなるぐらい、度胸と肝が座りました。ひとつ無の境地に行ったような気がしています(笑)。

――松本さん演じる中山麻里亜は“失敗しないプリンセス”と称される女医で、「東帝大学病院」の医局の男性陣を骨抜きにしてしまう役柄でしたが、演じられてみていかがでしたか。

【松本】とんでもない役を頂いたな、と感じました(笑)。米倉涼子さんと真っ向から張り合い、医局の先生方を骨抜きにしていくなんて、とんでもなくて…。これまで『ドクターX』のほとんどのシリーズを見てきましたが、こんな“イケナイイタズラなキャラクター”見たことないし、むしろ、居てはいけないですよね(笑)。とにかく、麻里亜は登場から最後まで、言動行動、全てが「タブーだらけの女医」でした。こんなにもかき乱してしまい、ただただ恐縮です。ただ本音を言うと…ちょっと、いや、だいぶ面白かったです(笑)。

 大門先生のト書きに、麻里亜を見て「何だ、こいつ」という心の声があるんです。麻里亜がいくらカッコ良く振る舞い、真っ当なせりふを言い、みんなが羨望の眼差しで見たとしても、大門先生は「何だ、こいつ」。ここに全て終結するように常に意識して演じたつもりでしたし、そこが今回の私のツボでした(笑)。

米倉涼子との共演は「興奮が止みませんでした」

――米倉さんとの共演は、いかがでしたか?

【松本】まず、大門先生に対して、「私、失敗しないので」なんて言えないですよね。たった一言なのに米倉さんの前ではそれが飛んでしまうほど、このせりふには焦りました。監督には常に「大門未知子に負けないでくれ」「勝ってくれ」と言い続けられていたので、そこは心を強く持ちました!

 米倉涼子さんは、大門未知子が自由自在。「このせりふをこんな風に言うんだ」と、生で間近で見られて、興奮が止みませんでした。米倉さんとはたくさんお話したいことがあったのですが、緊張して距離を取ってしまったのが悔やまれます。

――撮影現場の様子はいかがでしたか?

【松本】ラストシーンの麻里亜のせりふがまたとんでもないのですが、米倉さんが、「このシリーズ7年やってきたけど初めて、負けたーーーっ!!!」っておっしゃったことです。もちろん冗談でおっしゃったのですが、現場が笑いに包まれ、“秩序を乱すイケナイ子”を演じ続けた私にとって、救いの言葉でした。

 またスタッフさんや、内田有紀さんはじめ、皆さんが私の役を面白がっていろいろ教えてくださったことによってリラックスしてこの役に臨めたと、本当に感謝しています。

 そして、西田敏行さんとは、中学生のときに大河ドラマ『葵 徳川三代』(NHK)で西田さん(徳川秀忠)の娘役を演じて以来、19年ぶりの共演となりました。私がどう動こうが、面白く膨らませてアドリブを連発される西田さんが、緊張しながらもたまらなく刺激的でした!

 『ドクターX』でこんな危険な遊びをさせてもらえたこと、とにかくこの役にキャスティングしていただけたことに、ただただ感謝しかありません。 この“タブーだらけのイケナイ女医”の登場を面白がっていただけたら幸いです。